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雑文

傷心鏡(しょうしんきょう)。

傷心鏡(しょうしんきょう)。

“この新たな痛みにくらべたら、古い痛み – さっき無残に切り刻まれたときに生じた痛み – などは、天国の浜辺の思い出みたいなものだ(ドゥエイン・スウィアジンスキー「解雇手当」、翻訳:公手成幸、2009年、早川書房)”

僕はカラダを切り刻まれたことはないけれど – 過去にあった心臓カテーテル検査の事故は別として -、ココロを切り刻まれたことはある。そこには古い痛みもあり、新しい痛みもある。
そして、天国の浜辺を見たことはない。

ずっと昔というほど時は経過していないけれど、古い夢の続きを見た。
それが原因かどうかわからないが、今日はカラダ中がとても痛い。
痛いからそのような夢を見たのかもしれない。
どういうふうに痛いかを説明するのは難しいが、鏡を見ればそれらの痛みが映ることがあるかもしれない、と僕は時々思う。