カップが顔になる(あるいはその逆の)似たデザインを見たような気もするのですが、たぶん、このウインクするカップはこの店のオリジナルのデザインだと思います。描き手の技倆を感じます。
岡山・西奉還町通りにあった喫茶「エトワール(Etoile)」のマッチ箱です。
タグ: 岡山県
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岡山 内田本町岡山医大東 「野ばら」
寄贈されたマッチ箱の中に見つけたラベル。かつては経木のマッチ箱に貼ってあったのでしょう。
岡山・内田本町、岡山医大の東に「野ばら」というおそらく喫茶店がありました。
箱の状態を想像してみましょう。緊張感のある引き締まった9本の太い直線が秀逸です。
1枚は”岡山市常盤町新西大寺町電停西”、2枚は”岡山市田町町2丁目10-19″、電話番号は同じ「22-7429」。
経木のマッチ箱から丁寧に剥がされた純喫茶「ネスパ(NEST-CEPAS)」の2つのラベルを比べてみるとイラストは全く同じではなく、よく似ていますが、印刷版の違いを見て取ることができます。
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岡山・高梁 油屋(あぶらや)
“城山のふいご峠を一望の
景色の中にふるさとのまち”
岡山県高梁市に古くからある「油屋旅館」の古いマッチ箱。
マッチ箱を開いて平らにするとそこに広がるのは”城山のふいご峠”の景色なのだと思います。
政令都市移行前の岡山・内山下(うちさんげ)。
マッチ箱の裏面には”S.51.3.31″の日付けが僕の手で加えられている。おそらく、僕と古い家族は1976年の春に岡山を訪れたのだと思う。
今はもう「翠錦旅館」は存在しない。同じく、その1階にあったはずのTEA ROOM「トマト」も。
鮮やかな黄色にトマトがくっきりと描かれたマッチ箱。”トマト”のタイポグラフィも興味深い。