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山梨・甲府温泉 甲府錦町 国際観光旅館「古名屋」、百石町「古名屋別館」

“山梨・甲府温泉 甲府錦町 国際観光旅館「古名屋」、百石町「古名屋別館」”
“CHAIN・HOTEL 下部・下部ホテル、身延・玉屋旅館、中山・こなや旅館、吉田・杉林旅館”

甲府錦町は「古名屋ホテル」創業の地だそうです。
公式サイトの”古名屋年表”によると1912(明治45)年創業。
1956(昭和31)年にマッチ箱にも印刷されている”古名屋別館”を甲府市白石町に開業しています。

富士山が描かれ、マッチ箱全体に温泉マークの湯気の部分が流れるデザインです。

街の移り変わりを記憶しながら、末永く続くことをお祈りいたします。

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明日の富士山をつくる 富士観光開発

明日の富士山をつくる 富士観光開発 (1)
明日の富士山をつくる 富士観光開発 (1)

2月23日は「富士山の日」でした。ということで富士山に関係するマッチ箱を探してみました。”富士観光開発(株)”のマッチ箱です。

マッチ箱の片面には”富士スバルランド、富士綠の休暇村、富士山五合目富士スバルロッジ、河口湖遊園、富士レイクサイドカントリー倶楽部、富士河口湖ロッジ、本栖湖山荘、紅葉台樹海園、貸別荘ビラかわぐちこ、中央道谷村売店”と印刷され、”48.8.27″とボールペンで書かれた文字がありますので、これは昭和48(1973)年の8月27日に僕以外のある人が、これらのどこか手にしたということになるのだと思います。

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中央線石和駅五分 山梨・石和温泉「清光園」

“さあ石和だ!
石和ぶどう温泉
笛吹川畔 清光園”
“あーーいいお湯!
日本観光旅行連盟会員”

山梨県の石和温泉にあった(2008年6月で閉館か?)「清光園」のマッチ箱。
片面(石和に着いた場面)に描かれた女性の顔の部分が、ちょっと謎なのです。
仮面を被ったように(僕には)見えるのは単なる印刷のズレなのでしょうか?

「キミきみ、さあ、石和だ。もう仮面を外してもいいよ。意外と時間がかからなかったね」
そんな「お忍びで」という意味合いを仮面を被っての旅行というイラストに込めたのでしょうか?(たぶん違うと思う)。

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マッチ・コレクション/輸入品を凌駕する国産最高のコスモス・ブランデー (COSMOS BRANDY)

マッチ・コレクション/輸入品を凌駕する国産最高のコスモス・ブランデー (COSMOS BRANDY) -1-
マッチ・コレクション/輸入品を凌駕する国産最高のコスモス・ブランデー (COSMOS BRANDY) -2-
マッチ・コレクション/輸入品を凌駕する国産最高のコスモス・ブランデー (COSMOS BRANDY) -3-

“輸入品を凌駕する国産最高のコスモス・ブランデー”と小さく印刷されています。

胸元に赤いコサージュかブローチを付け、”コスモス・ブランデー”を注いだブランデーグラスを片手に優雅な時を過ごす女性(?)が描かれています。

かつて、山梨県山梨市にワイン、焼酎、ブランデー、ウイスキー、ウォッカ等をつくる「太平醸造株式会社」という会社がありました。創業は1947(昭和22)年です。
1972年に社名を「サントネージュワイン」とし、その後、「アサヒグループホールディングス株式会社」の完全子会社となります。

その経緯についてはアサヒグループホールディングス株式会社公式サイト内の[ サントネージュワイン ]のページに書かれています(2021年7月16日現在)。

また、J-STAGEに登録されている”山梨のブドウ酒(山田 正一、日本釀造協會雜誌、1959年54巻1号、発行日: 1959/01/15)”に”コスモス・ブランデー”は「太平醸造株式会社」 がつくり、「明治屋」が販売しているという内容の資料があります。
経木のマッチ箱に貼ってあるラベルにもそのように印刷されていますね。
横浜には「太平グリル」という店を出していたそうです。

ブランデーを飲みたくなりますが、僕はもう優雅で上質で洗練された時間とは無縁なので、くっきりと冷え切った、たっぷりの水にレモンを搾った大きめのグラスを片手に今日はこれでおしまい、ということにします。

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マッチ・コレクション/遊覧ブトー狩の「勝果園」 – 山梨

マッチ・コレクション/遊覧ブトー狩の「勝果園」 - 山梨 (1)
マッチ・コレクション/遊覧ブトー狩の「勝果園」 - 山梨 (2)
マッチ・コレクション/遊覧ブトー狩の「勝果園」 - 山梨 (3)

ぶどう狩りのシーズンは7月から10月くらいですから、季節外れな話となってしまいますが、モルドワインで温まろうというシーズンでもあるということで押し通してしまいましょう。
ちょうど7年前の2014年1月27日に「深く個人的なモルドワインの作り方」というタイトルのblogを書いています。

“遊覧ブトー狩の「勝果園」”は”石和町長塚”にあった果樹園ということですが、”石和町”とは現在の山梨県笛吹市のことですね。「石和」の読み方は「いさわ」、「石和温泉」の「石和」です。
同じ山梨県には甲府市内に「勝果園」という果樹園があります。

たるみ燐寸博物館には同じマッチ箱が3つありますが、片面しか利用していないのも、側薬が両面にあるのも共に同じであることから、経木マッチ時代の名残だと思います。
薄い木でできたマッチ箱にラベルを貼るという作り方ではなく、厚い紙に直接印刷し、箱に組み立てたということです。

僕はワインに詳しくないのですが、フランスのワインに「Chablis Butteaux(シャブリ・ビュトー)」というワインがあるそうですね。
その「ビュトー」と「ぶどう」の言葉遊びなのか、「ぶどう」ではなく「ブトー」という表記となっています。
“Butteaux(butte)”にはもともと「孤立した周囲の切り立った丘」、「農園」という意味があります。