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マッチ箱/マッチラベル モノ 雑文

松山・榎町 喫茶ひばり

大胆な直線と揺らぐ曲線。筆の先で書き示したような”Hibari”の繊細な文字。
ボックスマッチのサイズで言えば「寸二型」に該当します。
機械の進歩によりマッチ箱は1950年代半ばから1960年代半ばにかけて、経木から紙製へと変わっていったそうです。
そんな時代の松山・榎町にあった喫茶店のマッチラベルです。

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マッチ・コレクション/BAKA盛 馬鹿盛食堂 (国鉄松山駅前) – 愛媛・松山

かつては経木のマッチ箱に貼ってあったであろうと思われる「馬鹿盛食堂」のラベルには食堂らしく”喫茶 寿し 和洋食 うなぎ ソフトクリーム”の文字が並びます。
今は「馬鹿盛り」とはいわず「デカ盛り」主流ですね。

マッチ箱の背にあたる部分に”国鉄松山駅前”とあります。
“BAKA盛 馬鹿盛食堂”の”支店”が愛媛県松山市の国鉄時代の「松山」駅前にあって、本店は別の場所だったということでしょうか。

描かれているのは馬と鹿。馬は男性で鹿は女性を表現しているようです。
それぞれビールとアイスクリームを手にしています。

“でんわ2623″というような表記が意味するところを知らない、と同時に「国鉄」という表現も耳にすることが少ない時代にもなりました。
そして今の若い世代なら「馬と鹿」といえば米津玄師の曲でしょうね。

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マッチ・コレクション/おみやげ「ロンドン」 – 四国琴平

マッチ・コレクション/おみやげ「ロンドン」 - 四国琴平

かなり古いマッチラベルがあります。「四国琴平」、「おみやげ ロンドン」。
四国土産を売っていたお店なんだと思うのですが、都合のよい想像と推測が僕の中で広がっていくのです。

四国には「琴平」という町が少なくとも2つあります。どちらも「ことひら」と読みます。
ひとつは香川県仲多度郡、もうひとつは愛媛県八幡浜市です。

愛媛県八幡浜市新町には八幡浜ちゃんぽんの店「ロンドン」があります。1950(昭和25)年の創業当時は夏場にアイスキャンディーの店、冬の間は喫茶店だったそうです。
その「八幡浜市新町」のすぐ東側に「琴平」という町名があるんですよね。
マッチラベルの「ロンドン」はどこかでつながっているのでしょうか。
それを解く鍵は電話加入者番号の「353」ですね。
加入者番号が3桁の時代は電話交換が手動式だった時代です。
日本全国の自動化が完了したのは1979(昭和54)年、自動化の始まりは1926(大正15)年です。

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マッチ・コレクション/喫茶「多夢多夢」 – 愛媛・松山

マッチ・コレクション/喫茶「多夢多夢」 - 愛媛・松山 (1)
マッチ・コレクション/喫茶「多夢多夢」 - 愛媛・松山 (2)

「たむたむ」を漢字に当てると「多夢多夢」が最適なのかもしれない。
マッチ箱は両面とも全く同じなので(印刷位置の微妙な差はある)、片面の画像は省略するとして、愛媛県松山市にあった喫茶店のマッチ。
「多」と「夢」が一筆書きでデザインされてる。
僕は一筆書きタイポグラフィー(一筆書きフォント)について詳しくない。
マッチ箱は塗りつけた側薬周辺から劣化していくのです。