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マッチ・コレクション/BAR「SHIROHATO(白鳩)」- 与論町茶花

マッチ・コレクション/BAR「SHIROHATO(白鳩)」- 与論町茶花 (1)
マッチ・コレクション/BAR「SHIROHATO(白鳩)」- 与論町茶花 (2)
マッチ・コレクション/BAR「SHIROHATO(白鳩)」- 与論町茶花 (3)

マッチ箱の背の部分に「与論町茶花」という表記を見つけたとき、2020年9月4日に書いた「マッチ・コレクション/BAR「NIGHT(ナイト)」 – 茶花通り」を思い出したのです。

この”BAR「SHIROHATO(白鳩)」”のマッチ箱に描かれているのは人と鳥と花とハートのマーク。青色は茶花海岸から見える海と空の色なのでしょう。
使われているイラストは異なりますが、画風は”BAR「NIGHT」”と似ているように僕は思えるのです。
あのときにはわかりませんでしたが、「茶花通り」はこの与論島の「茶花(ちゃばな)」という集落である、としてもいいような気がします。

どちらの店も印刷会社やマッチの取次店が持っていたマッチデザイン見本帳からサンプルを選んで作られたか、与論島にゆかりのある人物がこれらの店のために描いたのかもしれません。
いずれにしろ、マッチ箱に採用されるような「もとの絵」を描いただれかがどこかにいて、日本中でマッチが広告媒体であると同時に生活に欠かせない品だった時代があったのです。

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マッチ・コレクション/西桜島村営フェリーボート (鹿児島)

マッチ・コレクション/西桜島村営フェリーボート (鹿児島) -1-
マッチ・コレクション/西桜島村営フェリーボート (鹿児島) -2-
マッチ・コレクション/西桜島村営フェリーボート (鹿児島) -3-

“西桜島村営フェリーボート”とは現在の「桜島フェリー」。事業開始は1934(昭和9)年です。

鹿児島市船舶局が発行した「平成25年度 船舶事業概要」の「第5章沿革 桜島フェリーのあゆみ」に詳しい歴史が載っているので、詳細はそちらに譲ることにします。

マッチ箱の片面には”お泊りは国民宿舎さくらじま荘へ”、”給油は桜島水族館前桜島給油所へ”とあります。
「国民宿舎さくらじま荘」が営業を開始したのは1962(昭和37)年11月17日(閉館時期は不明)で、1956(昭和31)年9月にオープンした「桜島水族館」は1974年3月に閉館したそうです。

1934年から2014年をまとめた「桜島フェリー就航80周年記念誌(鹿児島市船舶局」に載っている船の写真と年代から、マッチ箱の片面に、力強い「桜島」を背景に描かれたフェリーボートは1964(昭和39)年9月に進水、同年10月に竣工した「第8櫻島丸(積載能力:大型バス10台、旅客定員510名)」ではないかというのが僕の推測です。