大気の条件と導入部

大気の条件とその導入部

しばらく暖かい日が続いてこの時期に咲くはずのない花や色づくことのなかったはずの木々はこの先にやって来る(であろう)寒さにどのように向き合っていくのだろう。
「ああ、勘違いをした」と慌てるだろうか。
カレンダー上の週末まではまだいくつか曜日を乗り越えていかならないが、「そのころから一段と寒くなる」と天気予報が告げる。

マッチ・コレクション/枚方公園「茶船」- 大阪

マッチ・コレクション/枚方公園「茶船」- 大阪 (1)
マッチ・コレクション/枚方公園「茶船」- 大阪 (2)
マッチ・コレクション/枚方公園「茶船」- 大阪 (3)

「広辞苑 第六版 for ATOK」によると「茶船:ちゃ‐ぶね」とは”(1)江戸時代、主として運送に用いた十石積の川船。屋根のある屋形茶船は川遊びに用いた。”、”(2)川遊びの船に飲食物を売りまわる小船。うろうろ船。”、「ブリタニカ国際大百科事典」ではそれらに加えて”特に江戸時代の淀川のくらわんか船は有名である。”とあります。

この経木のマッチ箱に貼られているラベルに描かれているのがその「茶船・くらわんか舟」で、淀川を行き来する船に「酒くらわんか、餅くらわんか」と呼びかけて酒や餅や魚や果物を売っていたそうです。
歌川広重の浮世絵「京都名所之内 淀川」に描かれる、手前の小さい舟も「茶船・くらわんか舟」ですね。

少々乱暴な説明で申し訳ないのですが、”くらわんか餅”は「あんころ餅」に、”あかつき”は「どら焼き」に似た和菓子ですね。
“茶船餅”は中に餡の入った焼き餅のことでしょうか。

もちろん、このマッチ箱は江戸時代のものではありません。

大阪府高槻市柱本3丁目に「くらわんか舟発祥の地碑」が建ってるそうです。

マッチ・コレクション/大陸の想ひ出なつかしい餃子舗「新々」 – 土浦・匂町

マッチ・コレクション/大陸の想ひ出なつかしい餃子舗「新々」 - 土浦・匂町 (1)
マッチ・コレクション/大陸の想ひ出なつかしい餃子舗「新々」 - 土浦・匂町 (2)
マッチ・コレクション/大陸の想ひ出なつかしい餃子舗「新々」 - 土浦・匂町 (3)

“しき嶋のやまとごゝろを人とはゞ朝日にゝほふ山ざくら花(敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山桜花)”と詠んだのは本居宣長。

現在、土浦市には「匂町(にほいまち)」も「匂橋通り」もありませんが、霞ヶ浦に流入する桜川に「匂橋」という小さな橋が架り、桜町3丁目の「八間通り」沿いに「匂町」の「旧町名解説柱」が建てられており、土浦市観光協会が2017年3月、2020年1月に発行した「土浦古絵図 ぶらりまち歩きマップ」にはかつて存在した「敷島・朝日・匂・小桜」の町名の由来を冒頭の”本居宣長の歌からとったものと言われています”とありました。

そんな「匂町」の定かではない時代に「新々」という中華料理店があった証が経木のマッチ箱として残っています。箱の中にはピンク色の頭薬のマッチ棒がぎっしりと詰め込まれていました。
マッチラベルには「餃」には「金(かねへん)」に「交」という字も使われています(環境依存文字であるため、ここでは省略)。
「ここでしか見つからない」グルメサイト情報のようになってしまって申し訳ありません。

“大陸の想ひ出”の「大陸」とは中国のことでしょう。
そして料理長(?)の豚がにこやかに出すのは焼き餃子ではなく、水餃子なのでしょうね。
僕ではない、どなたかの記憶の中に深く残っていることを願うしかありません。