マッチ・コレクション/可祝 (kasiku) – 横浜ステーションビル

マッチ・コレクション/可祝 (kasiku) - 横浜ステーションビル

横浜ステーションビルにあったニッカバー「可祝」。

「可祝(かしゅく)」とは女性の手紙の末尾に用いるあいさつの語。かしこ。「これにて失礼いたします」の意味です。
女性の手紙は「かしこ」で終わるのが一般的だということを僕はすっかり忘れていました。
そして、「横浜駅SF」という小説の存在を今日初めて知りました。

そうか、1962年に開業した「横浜ステーションビル」は”増殖する”横浜駅にのみ込まれてしまったんですね。

僕の好きなデザインのマッチ箱であることには間違いないのです。
拙著、高度経済成長期の広告マッチラベルデザイン集「マッチ・ラベル 1950s-70s グラフィックス(2019年4月8日発売、グラフィック社)」に載らなかったのは、箱の形を保っていなかったからです。

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精霊送り2019

精霊送り2019 (1)
精霊送り2019 (2)
精霊送り2019 (3)

神戸市内の「精霊送り」は卒塔婆や果物・野菜や食事一式などのお供えを小さな精霊船に入れて、川や海に流します。
小さな精霊船は各家庭で用意します。海が近い垂水では一般的なお盆の風景です。

垂水漁港に持って行くと、漁船に積み込まれ、読経の流れる中、沖まで運ばれ、海に流してくれた時代は遠い昔のことで、”供物による河川や海岸の環境汚染の防止及び廃棄物の適正処理の観点から、8月15日に市内12箇所に会場を設け、16時から20時まで供物を受付ている”のが現状で、会場に持っていくとそのままゴミ収集用のコンテナに入れられてしまいます。

それでは体裁が悪いので、垂水漁港から塩屋港まで船で運ばれて、塩屋港でゴミ収集車に詰め込まれ、ゴミ焼却場へ時期もありました。

母にとって盂蘭盆会は「精霊送り」で終わるものでした。
そして今日、母の初盆。
白提灯で迎え、「送り火 = 精霊送り」 で終わる予定でしたが、今日の「精霊送り」は台風10号の接近による悪天候のため中止となりました。

“いつも利用されているクリーンステーションの決められた曜日に、指定袋に入れて出していただければ、回収いたします。”

そういう時代です。
そんな事情を最後まで決して信じなかったのが母でした。


マッチ・コレクション/第12回国際仮装行列 横浜開港記念港まつり

マッチ・コレクション/第12回国際仮装行列 横浜開港記念港まつり (1)
マッチ・コレクション/第12回国際仮装行列 横浜開港記念港まつり (4)
マッチ・コレクション/第12回国際仮装行列 横浜開港記念港まつり (3)

神戸の「みなと祭り」である 「神戸まつり」に関係するマッチについては2014年5月16日のblog「マッチ・コレクション/神戸みなとの祭」を読んでいただけると僕はうれしいのですが、横浜の「みなと祭り」である「横浜開港記念みなと祭」のことは聞いたことがあっても、「国際仮装行列」については全く知りませんでした。ごめんなさい。
現在の「横浜開港記念みなと祭 国際仮装行列 ザよこはまパレード」へとつながっていくんですね。

1964年は日本の「オリンピック・イヤー」であり、12回目の「横浜開港記念港まつり 国際仮装行列」でもありました。
それを今に伝えるマッチ箱がたるみ燐寸博物館にあります。

「横浜の港といえばマリンタワーだった時代」をうかがわせるイラストが描かれています。これが神戸なら「ポートタワー」なんでしょうね。
どちらも高度経済成長期の象徴的な建築物なんだと思います。
「横浜ステーションビル六階 美容ビューティー・タナカ」の文字もあります。

個人的に思うのは、もう「異国情緒豊かな」港町というイメージは神戸にはありません。きっともう横浜にもないのかもしれません。「神戸」は「コウベ」、「KOBE」となり、「横浜」は「ヨコハマ」、「YOKOHAMA」となってしまったのかな、って思うのです。