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文芸雑誌「海燕:第11巻第10号」/第11回「海燕」新人文学賞予選通過作品発表

文芸雑誌「海燕:第11巻第10号」/第11回「海燕」新人文学賞予選通過作品発表
海燕(かいえん)新人文学賞は1982年から1996年まで続いた福武書店の新人文学賞です。
1992年の海燕「第11巻第10号」は「中上健次追悼特集」でした。
いまさら、この文芸雑誌「海燕」を取り出してくる意味を求められても僕にはうまく答えるができないのだけれど、僕のささやかなる野望の話です。

この海燕「第11巻第10号第」には第11回「海燕」新人文学賞予選通過した100作品のタイトルと作者が順不同で発表されています(ほんの1ページだけです)。
このときの応募総数は1000作品を少し超えるくらいだったと記憶しています。
そこから100作品が「予選通過」をしたわけです。

当時(今もかな?)、予選段階では「下読み」と呼ばれる人たちが読むわけで、決して選考委員が読むことはなかったので、この予選のために僕の作品を読んで、親切にも「予選通過」をさせてくれた「下読み」の人には感謝しなくちゃいけない。
400字詰め原稿用紙換算で80枚程度書いて、50枚以内に収めようと推敲し、51枚に圧縮しました。1枚はどうしても切り捨てることができなかった分です。150枚程度書いて、推敲を重ね、心ならずも100枚に収め直した(2012年1月20日訂正)。
その作品のタイトルは「夜とミント」。

それ以降、「グランド・ジャット島の日曜日の午後のような月曜日」、「アップル・ベリー&フィズの冒険」と書いたけれど、どの新人文学賞の予選を通過することはありませんでした。

この第11回「海燕」新人文学賞を受賞した作品は村本健太郎 「サナギのように私を縛って」でした。

ただ、それだけの話です。

* blog内、全て敬称略です。

* 2012年、原稿を見つけ、確認し、400字詰め原稿用紙換算枚数を訂正しました。

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