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雑文

グランド・ジャット島の日曜日の午後のような月曜日

一つ、謝っておかなければならないことがあります。
2012年1月11日のblog<文芸雑誌「海燕:第11巻第10号」/第11回「海燕」新人文学賞予選通過作品発表>で書いた、400字詰め原稿用紙換算枚数に間違いがありました。
51枚ではなく、100枚でした。原稿を見つけて確認しました。誠に申し訳ございません。

400字詰め原稿用紙換算枚数「51枚」の作品は「グランド・ジャット島の日曜日の午後のような月曜日」でした。
「グランド・ジャット島の日曜日の午後のような月曜日」の51ページは

“「キミの魅力的なヒップついてさ」と僕は答えた。
「わたし、おへその形には自信があるんだけどな」と彼女は言った。
僕の今までの人生なんて循環の悪い血液みたいなものだった。それは暗く湿った雨の日の真夜中に鳴り続ける電話のように僕を憂鬱にさせた。
夏を前になにもかもが失速していくような気がした。
穏やかな風が通りすぎていく。
「グランド・ジャット島の日曜日の午後」のような月曜日の透き通るような陽光の中で、意識が点描の一つ一つの様々な色の点のように散らばって、また一つになっていった。”

と物語の終わりを告げます。

今、この51ページしか見つかりません。いったい1ページから50ページまではどこに仕舞い込んだんだろう。

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