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「七福神」、「七人の侍」、そして「世界のすべての七月」

「七福神」、「七人の侍」、そして「世界のすべての七月」/まあだだよ(絵コンテ)上の画像:「まあだだよ」のポスト・カード

兵庫県には淡路島一周のする「淡路七福神巡り」、神戸市を縦断する「神戸七福神巡り」、和田岬駅から兵庫駅までの「兵庫七福神巡り」、兵庫県南部の播磨地方の寺を巡る「播磨七福神巡り」、中山寺の塔頭寺院等を巡る「中山寺山内七福神巡り」など様々な七福神巡りがある。

「七人の侍」は1954年に公開された黒澤明監督の映画で、正確な時代考証が汗と泥と生身の人間と時代の雰囲気が伝わってくる素晴らしい映画。

後の大物俳優となる仲代達矢が町の中を歩く浪人としてほんのわずか(2秒か3秒だったと思う)写っていることを教えてくれたのは会社は違ったけれども、同じコンピューター関連の会社に就職し、共にコンピューター・メーカーの3か月研修を受け、後に映像関係の仕事に転じることになる友人が教えてくれた。
彼は「1993年4月17日より全国東宝系にて公開(絵コンテ・黒澤明)」と書かれている「まあだだよ」のポスト・カードに自筆で「黒沢・矢沢・小沢/世界に恥じない日本の3大沢」とそれだけ書いたポストカードを僕にくれたことがある。
彼の言う「黒沢」とは「黒澤明」、「矢沢」とは「矢沢永吉」、「小沢」とは「小澤征爾」のことだ。

「世界のすべての七月」はティム・オブライエンの2002年の作品で、2004年に村上春樹の訳で文藝春秋から刊行された。僕はまだ未読だけれど…。

「1から10」を逆に「10から1」を日本語で「いち、に、さん、…、じゅう」「じゅう、きゅう、はち、…、いち」と声に出して読んだとき、「7」をなんと発音しますか?
「1から10」と「10から1」では「7」の読み方は同じでしたか?

と、ここまで書いたことは、今日のblogの本筋から角度的にはずれているのだけれど…。

僕はつい1か月前まで、「七福神」、「七人の侍」、そして「世界のすべての七月」などの「七(7)」を「しち」ではなく、「ひち」と発音していた。
これは神戸で生まれ、神戸に長く住んでいると(関東で計7年暮らしたけれど)、「関西弁」ではなく、「神戸弁」というモノが身についてしまうという例である。

神戸地区では「七(7)」を「しち」ではなく、「ひち」と発音する(と思う。検証はしていないけれど…。神戸市に長く住んでいて、「そんなことはない」という人には「ごめんなさい」です)。
神奈川県の高校に通っている時、放送部に属していて、その高校で何年ぶりかの男性アナウンサーの誕生を期待され、徹底的な発声練習と早口言葉と標準語のイントネーションと鼻濁音の練習をした際にも、先輩からこの「七(7)」の発音間違いは指摘されなかった。

そうして1か月前まで気がつかなかったことの不思議さに驚いている。
いくらジャストシステムの「ATOK」が優れているといえども、「ひちふくじん」「ひちにんのさむらい」「せかいのすべてのひちがつ」では「七福神」「七人の侍」「世界のすべての七月」と変換してくれるわけじゃない。

自分のこの発音の間違いを正当化するために付け加えるなら、コンピューターの会社に勤めていた頃、打ち合わせや電話で「七(7)」を「しち」と発音すると、「一(1)/いち」と間違えやすいので「なな」と発音するようにしていたため、「しち」という発音の存在を記憶の端っこにつり下げた状態にしていたから、と言っておきたい。

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