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雑文

ずっと遠くにある。

降り落ちてくる雨が目に入らないように少し顔を右下に向け、雲の上まで「雨の梯子」をのぼる。
だが、いつの間にか雨は止み、梯子は消え、僕は空から雨粒のように落下する。
雨になるとふたたび僕は「雨の梯子」をのぼり始める。梯子が消えて落ちてゆく。
風の吹き具合によって幾分か見慣れないところに落ちている。