カテゴリー
モノ 雑文

そのページは読み終わりました。

そのページは読み終わりました。

いちまい、そして一枚と葉は枝だから落ちて、本格的な冬に向かう前の雨に濡れていました。
誰かにとって、そして僕にとって意味のあったはずの日々をすっ飛ばして、2017年11月が終わります。

カテゴリー
マッチ箱/マッチラベル モノ 雑文

マッチ・コレクション/門書店 – 神戸・元町5丁目

マッチ・コレクション/門書店 - 神戸・元町5丁目 (1)

マッチ・コレクション/門書店 - 神戸・元町5丁目 (2)

マッチ・コレクション/門書店 - 神戸・元町5丁目 (3)

背には黄色で”古書の御相談は当店へ!”、片面には”元町五 門書店”、もう片面には白く”Le Livre”と印刷されたマッチ箱があります。
「書物・書籍」という意味のフランス語”Le Livre”の部分をじっくりと見ると、”Le”と”Livre”のうしろにそれぞれ黒く”s”の文字が追加されてることに気がつきます。
“Le Livre(発音:ル・リーヴル)”と”Les Livres(発音:レ・リーヴル)”。
単数形と複数形の同時に配するというなかなかうまく考えられた遊びに”すんばらしいー”と僕は心の中で叫んでしまったのです。膝などは打たない。

「門書店」は「かどしょてん」ではなく「もんしょてん」と読みます - と書きながら、僕も手掛かりをつかむまで「かど」か「もん」かわからなかった -。
「門書店」はかつて神戸・元町5丁目にあった古書店なのですが、どのような店舗であったのか僕はマッチのラベルから想像するしかありません。マッチのラベルに描かれていたような店舗だったのかもしれません。

「神戸70s青春古書街図(野村恒彦、2009年、神戸新聞総合出版センター)」には”「門書店」の看板は今もあがっている。しかし、残念なことにお店の方は営業されていない”と書かれているのですが、2009年の刊行なので、それから8年後の2017年にその看板が残っているかどうかを僕は確認を怠っていますね。
この本の中では「門書店」は「神戸市中央区(生田区)元町通4丁目」にあったとされ、元町通3丁目にあった「こばると書房」が”古書店にしては珍しいことに、店の名前が入った年間カレンダーやマッチも作っていた”と書かれていましたが、古書店のマッチは案外あるんです。

「神戸の古本力(編集:林哲夫・ 高橋輝次・北村 知之、2006年、みずのわ出版」には”その前、現在、新開地より元町5丁目に店舗を卜居した「もん書店」の前身も…(以下省略)”と書かれていました。
ということで、おそらくこのマッチは新開地から元町に移ったころにつくられたのでしょう。

神戸-元町間にはかつて多くの古書店がありました。
今でもいくかの古書店が残り、新たな古書店も誕生しています。

2017年11月27日に開催された第2回都市三宮再整備推進会議で「新たな中・長距離バスターミナルの整備に向けた雲井通5・6丁目再整備基本計画(案)」が公表されました。
この再整備には三宮駅前の南東、やや離れたところ – 雲井通5丁目 – に1981年にオープンした複合施設「サンパル」とその周辺の地域が含まれているようです。
この「サンパル」の5階フロアに8つの古書店が集まった「古書店のまち」ができたのは1986年のことです。
「古書店のまち」がオープンする直前の工事中の5階フロアを見たことがあることをふと思い出しました。
「古書店のまち」はもうありません。

* blog内、全て敬称略です。

カテゴリー
マッチ箱/マッチラベル モノ 雑文

次の次の次。

次の次の次。 (1)

次の次の次。 (2)

川西市郷土館の公式サイトで「平成29年度イベント・展示会・郷土館講座等年間予定」に2月1日から3月31日まで「燐寸コレクション展3(予定)」が割り当てられていたので気になっていたのだけれど、7月までに連絡がなかったので、僕の中には来年2018年2月の展示会の予定はすっかりごっそりなくて、2019年まで所有しているマッチのデータベーズ化や次への「なにか」のために割り当てていたのだけれど、川西市郷土館から11月中頃に「お願いします」と連絡があって、慌てている。
どうにか間に合わせる試みをしなければならないのだけれど、「おくこふ」さと消耗と消失で、テーマもサブタイトルが決まらないぞ。
写真は2017年2月から3月にかけておこなった「燐寸コレクション展2 広告以上・宣伝以上」。

カテゴリー
マッチ箱/マッチラベル モノ 雑文

マッチ・コレクション/トリスバー「プレゼント」- 新橋烏森口

マッチ・コレクション/トリスバー「プレゼント」- 新橋烏森口 (1)

マッチ・コレクション/トリスバー「プレゼント」- 新橋烏森口 (2)

マッチ・コレクション/トリスバー「プレゼント」- 新橋烏森口 (3)

神戸の海に使い場所で長く生活してきたからではないと思うのだけれど、山陽電鉄も阪神電鉄も阪急電鉄もJR(国鉄時代を含めて)もほぼ東西に走っているので、鉄道は東西に延びているという感覚が僕に染みついています。
僕の中では神戸市営地下鉄は南北にしか走っていません。もちろん僕にとっては海のある側が南で、山のある側が北です。

新橋烏森口にかつてあったはずのトリスバー「プレザント(PRESENT)」。
その経木の古いマッチについて調べていて、JR「新橋」駅は南北に延びていることに気がついて僕は愕然としています。
「SL広場」側が僕にとっての「南」で、銀座方面が「西」、烏森口方面が「東」だと思っていました。たぶんそういう思い込みは僕だけだと思うので、他の人のことは心配しないことにします。

トリスバー「プレザント(PRESENT)」の「プレゼント」が「現時点、現在」という意味を持つのか、「贈り物」いう意味なのか、どんなバーだったのかもわかりませんでした。
闇夜を照らす(たぶん…)ちょっとかわいい機関車と赤いカクテル・グラスが素敵です。

カテゴリー
モノ 雑文

かたつむり

かたつむり

用紙の表にも裏にもタイトルがないので、どういう課題があって描いたのかわからないし、秋と冬の境界線上である今の季節にふさわしい絵ではありませんが、僕が幼稚園に通っていたころに、幼稚園のなにかの授業で四つ切サイズの画用紙にクレヨンと絵の具を使って描いた雨の日の絵。

「今の時期、かたつむりはどうしているんだろう」と調べたらかたつむりって冬眠するんですね。夏にも乾燥して湿度が低くなると「夏眠」するんですね。
雨と湿気は苦手だけれど、まるで僕みたい。