誰が考え出したシステムなんでしょう。
ノーパン喫茶の始まりには「京都説」、「大阪説」、「福岡説」、「東京説」と諸説あるそうです。
どこが発祥の地であるのかを突き詰めていっても意味がなさそうです。
京都に「モンローウォーク」という店が開店したのは1980(昭和55)年だそうです。
たるみ燐寸博物館にあるのはその「モンローウォーク」のマッチです。
マッチ箱の背に印刷されている住所を調べてみると、金閣寺からほど近い場所でした。
東京・三鷹市にレンタルレコード店「黎紅堂」1号店が開業し、新宿駅西口のバスターミナルに停車中のバスが放火され、多数の死傷者が出た1980年。
翌年にはノーパン喫茶が流行し、大蔵省が紙幣のデザインを全面変更を発表し、1984年は一万円札のデザインは福沢諭吉に、5千円札は新渡戸稲造に、千円札は夏目漱石となって発行されます。
ノーパン喫茶は短命に終わります。
「モンローウォーク」というノーパン喫茶とは直接の関係はないのですが、東京・新宿の会員制のノーパンしゃぶしゃぶ店はのちに大蔵省の接待汚職事件の舞台となります。
それが「大蔵省の解体」と「財務省と金融庁の誕生」につながっていったのかどうかは僕にはわかりません。
そういう時代がありました。