カテゴリー
マッチ箱/マッチラベル モノ 雑文

マッチ・コレクション/奥津温泉「河鹿園」 – 岡山

マッチ・コレクション/奥津温泉「河鹿園」 -  岡山 (1)
マッチ・コレクション/奥津温泉「河鹿園」 -  岡山 (2)

「温泉」マークと「蛙」の絵の組み合わせという疑問から始まり、「河」の右隣、「園」の左隣にある漢字が読めない。
「奥津温泉」の”奥”も略字で読めなかったのだけれど、それはマッチ箱の背の部分に印刷された”岡山県奥津温泉”の文字に救われた。

「鹿」は画数4画、JIS第4水準の略字で描かれていて、Unicodeで”U+22218″、UTF-8なら”F0 A2 88 98″ですが、web上では表示できないので、「鹿」と表記します。

そしてたどり着いたのは「河鹿園(かじかえん)」。そんなわけで「河鹿園」のマッチ箱であろうというとで話は進みます。
奥津温泉街の中心部にあり、創業は1929(昭和4)年。
創業者が学問・芸術などに広い知識と深い理解があった関係で、棟方志功、与謝野鉄幹・晶子、川端康成といった詩文・書画などの道に携わる人が多く訪れたそうなので、このマッチ箱の絵と文字も著名な誰かが手掛けたのかもしれません。

「河鹿園」は2012年に休館となりましたが、2018年4月22日に「池田屋河鹿園」として営業を再開しました(益々のご発展をお祈り申し上げます)。
「池田屋河鹿園」には「河鹿園」時代の資料関連展示コーナーがあります。
このマッチ箱とつながるなにかを見つけることができるかもしれません。

そして、最後に「温泉」と「蛙」の組み合わせ。
謎のままです。どなたかヒントをください。