



「キヨシマ屋」は1907年、神戸・元町2丁目で創業し、1995年の阪神淡路大震災を機に店をたたみ、ビルにその名前が残っています。
マッチ箱には”お正月・三月・五月・御節句人形”、”子供部屋に ミゼットハウス”と印刷されています。
“ミゼットハウス”とは大和ハウス工業が1959年に開発した商品で、庭などに子供たちの独立した勉強部屋を短時間で作ることが可能で、後のプレハブ住宅の原点となったそうです。
さて、神戸には「明治」という時代から伝わるからくり人形「神戸人形」という 伝統工芸品(民芸品)があります。
「神戸人形」は途切れ途切れの歴史を歩み、神戸・元町の「キヨシマ屋」などが製作・販売を行い、伝承されてきました。
現在は神戸・灘にある「神戸人形 ウズモリ屋」がその伝統を引き継いでいます。