カテゴリー
マッチ箱/マッチラベル モノ 雑文

マッチ・コレクション/”Wilkinson Tansan(ウヰルキンソン・タンサン)”

マッチ・コレクション/"Wilkinson Tansan(ウヰルキンソン・タンサン)"(1) “Wilkinson Tansan(ウヰルキンソン・タンサン)”

マッチ・コレクション/"Wilkinson Tansan(ウヰルキンソン・タンサン)"(2) 現在流通している500mlのPETボトル「ウィルキンソン タンサン」

神戸に住んでいたイギリス人、ジョン・クリフォード・ウィルキンソンが兵庫県有馬郡塩瀬村生瀬(現在の兵庫県西宮市塩瀬町生瀬)で天然の炭酸鉱泉を発見したのが1889(明治22)年。

1904(明治37)年、ザ・クリフォード・ウヰルキンソン・タンサン・ミネラル ウォーター有限会社を設立。
兵庫県西宮市塩瀬町生瀬に工場を創り、「ウヰルキンソン タンサン」と名付けて、販売を開始。

ブランド・ロゴのカナ表記が「ウヰルキンソン」から現代仮名づかいの「ウィルキンソン」に変更となるのは1989(平成元)年。

さて、マッチのラベル(燐票)には”TANSAN”のロゴに”J.Clifford Wilkinson”という文字が重なるように印字されると共に「ウヰルキンソン・セールス・サービセス/コーベサンノミヤ・イクタマエ」と市内局番1桁で始まる電話番号が印刷されています。
「COFFEE SHOP」も兼ねていたのでしょうか?
「イクタマエ」は「生田前」を意味するはずですから、生田神社周辺だと思います。

東京の市内局番が一斉に3桁化されたのは1960(昭和35)年。
1965年頃の神戸市の市内局番は2桁だったはずなので、それより以前の流通したマッチだと思われます。

「ウィルキンソン タンサン」は1990(平成2)年から、アサヒ飲料株式会社が製造販売を手がけています。

*メールアドレスが公開されることはありません。 メールアドレスと名前の各欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください