5つめの季節

日本の四季のなかで、スピンオフ作品にも似た5つめの季節「梅雨」の中にあるのかどうかは定かではなくて、日本のどこかで日々、突然の雨や局所的な雨が降っているわけで、僕は気象台に対して大きな期待はしていないと同時に寛容でもある。

「今年の夏は冷夏だとテレビで放送していたから」と実家の母はエア・コンディショナーを買い換えない決意を表明していたのだけれど、今日１日、充分に暑いです。確か「昭和」という時代に買ったエア・コンディショナーです。

毎年、その部屋では扇風機しか使っていないので、その部屋のエア・コンディショナーを使っていないといえば使っていない、弟や僕が独立し、父が他界して、母としては家族の思い出の装飾品でしかないのが実情ですが、母が「いらない」と言ってしまえば、エア・コンディショナーはその部屋には不要な大型の電化製品なのかもしれませんね。

傘をどこかに置き忘れてきそうな日々の始まりかな、と個人的には思うのです。