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山肌に沿って上昇する霧/神戸(2013年6月)

山肌に沿って上昇する霧/神戸(2013年6月)
2013年の6月の終わりが大きな壁となって立ちはだかっているのが僕にはわかる。
つじつまを合わせるような天気とともに、僕はそれに向かっている。

日々舞い込んでくるSPAMメールのような面倒で手間のかかる雑多な事柄や消耗感が重みを増してくる。電子メールのソフトウェア機能で、SPAMメールの自動振り分けを行って、「はい、削除!」というような簡単に終わらない事情がそこにはあって、それもまあ、僕だけでなく、だれにでもあることなのだろうけれど。

なにごとにも「しきい値」に差はある。
それは他の人に理解されるものなのだろうか?

孤独にゲームへの参加を強いられて、いざという時のために使うことができる手段を、大切にしまっておける術も持ち合わせていない僕は夕刻、雨の後の濃い緑色系の山肌に、上昇する霧を見つける。