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空の面のいみじうのどかに

空の面のいみじうのどかに

今日の神戸は煙るようにかすんで降る雨、ぱらぱらと降りこぼれる雨の日。
空の面のいみじうのどかに、飛行機が長い直線を描いたのは昨日のこと。

記憶の在庫。画像の在庫。時の倉庫。

西に傾く光射す頃、建物の西向きの面を染め、反射する光も衰えはしない。

外界をとりまいている細長く折れ曲がった「時」の通路を僕たちはお互いに異なる速度で動いている。「時」の進む速度が同じだとしても。