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Blaine L. Reininger/Byzantium

Blaine L. Reininger/Byzantium

ここがJR「塩屋」駅のすぐ南側であることがわかる人はそう多くはないと思う。まだ国道2号線を南に渡り切る前に見上げた夕景に1970年代後半にサンフランシスコで結成された「TUXEDOMOON(タキシードムーン)」で活動していた「Blaine L. Reininger(ブレイン・L.レイニンガー)」のアルバムを理由もなく思い出した。

僕は「TUXEDOMOON」のリリースした曲の数曲を除けば、彼らのアルバムをどうしても受け入れることができなかったのだけれど、「Blaine L. Reininger」に関しては別だった。

1987年にクレプスキュールというレーベルからリリースした「Byzantium」のLP音源をカセット・テープに録音していたので、2013年4月21日のblogに書いたSteinberg Japanのノイズ除去ソフト「CLEAN 4.0」でCD-DA化した。

1. Rolf And Florian Go Hawaiian
2. Blood Of A Poet
3. Teenage Theatre
4. Some Fine Day
5. Japanese Dream
6. Too Cool To Die
7. Bird On A Wire
8. Rosebud

の全8曲はレイニンガーの気だるい声と揺らぐようなヴァイオリンの音色がシンセサイザーを多用したポップなリズムの中から溢れ出る。

blogを書くにあたって、webで調べたところ、2004年にLTM(4)というイギリスのレーベルから16曲入りでCDとして発売されていた。
16曲だって?
前半8曲は1987年リリース時と内容も曲順も同じだけれど、ボーナス・トラックとして、8曲追加されている。
16曲が収録されている「Byzantium」が欲しいと思う。しかし、考えてみると、追加された8曲の音源は未発表曲なんだろうか、レイニンガーの音源はほとんどカセットテープの中にあるはずだから、既に持っている音源かも知れないし、何といっても、「Byzantium」は1987年リリースの8曲で緊張感に満ちて、まとまりがある。
追加8曲はそのバランスを壊すことがないのかな?

クレプスキュールというベルギーのレーベルは本当に良質なレーベルです。僕はこのレーベルには「すべてがモノクロームの世界」という印象を持っている。今、どのような状態にあるのか、僕は知らないけれど。