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雑文

巻を措く能わず

巻を措く能わず

筋の面白さで読者をひきつける作家のことを日本では「ストーリー・テラー(story-teller)」と言ったりする。英語表現でそれが正しいのかどうか、充分に成熟した表現であるのか、僕は知らないけれど。
面白くて手を止めることなく次々とページをめくりたくなってしまう本、読み出したら止まらない本のことを日本では「ページ・ターナー(page-tuner)」と言ったりする。「ページ・ターナー」という英語表現が適切なのか、国際権(僕の造語です)を得ているのかはどうか僕は知らない。”American Heritage Dictionary of the English Language”や”Collins English Dictionary”には載っているようだけれど。

「ストーリー・テラー」と「ページ・ターナー」 について調べていたら、「巻(かん)を措(お)く能(あた)わず」という表現を見つけた。
“非常におもしろくて、一気に最後まで本を読んでしまう”といった意味らしい。僕は今まで知らなかったし、今後使うこともないけれど。

太陽は徐々に北寄りに沈み始めてきたので、片隅に追いやられたような夕陽が明石海峡大橋の向こう側に存在する。
垂水の海岸沿いから見える夕陽の位置もここまで変わったんだと思う。

そして、言葉も変化する。