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春の嵐と波濤/2013年4月

春の嵐と波濤/2013年4月

無視することも可能な雨にしばしば強い風が吹いた昨日に反して、今日の神戸には日差しはあるものの、低層の雲が南東に引っ張られるように流れ去って、強風に桜の花が散るよりも多いのではないかと思えるほど、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで購入した商品を持ち帰るために渡される袋や軽い洗濯物が空に舞い、骨が折れた安価な傘が地面に横たわり、気温は上がらない。

白い盛り上がった波のいただきを備えた海上に、船が航行するのが見える。

空は白色と青色系、海は緑色系。

今、風がすべての音を運び去ったかのような静寂の夜、ディスプレイに向かって、不器用にキーボードを叩く。
キーボードに向かう歳月がいくら過ぎようと、タッチタイピングは上達しない。

非生産的で不確かな1日が終わろうとしている。