


マッチ箱の背の部分に「与論町茶花」という表記を見つけたとき、2020年9月4日に書いた「マッチ・コレクション/BAR「NIGHT(ナイト)」 – 茶花通り」を思い出したのです。
この”BAR「SHIROHATO(白鳩)」”のマッチ箱に描かれているのは人と鳥と花とハートのマーク。青色は茶花海岸から見える海と空の色なのでしょう。
使われているイラストは異なりますが、画風は”BAR「NIGHT」”と似ているように僕は思えるのです。
あのときにはわかりませんでしたが、「茶花通り」はこの与論島の「茶花(ちゃばな)」という集落である、としてもいいような気がします。
どちらの店も印刷会社やマッチの取次店が持っていたマッチデザイン見本帳からサンプルを選んで作られたか、与論島にゆかりのある人物がこれらの店のために描いたのかもしれません。
いずれにしろ、マッチ箱に採用されるような「もとの絵」を描いただれかがどこかにいて、日本中でマッチが広告媒体であると同時に生活に欠かせない品だった時代があったのです。