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マッチ・コレクション/Stand “Sea Fawk” – 高松古馬場町

マッチラベルに描かれたエロティックな女性が気に入って(気になって)、この面が見えるように2021年8月ごろから飾っているのだけれど、僕には店名がどうしても”Sea Fawk”としか読み取ることができなくて、今日のタイトルではひとまず”Sea Fawk”と表記しておくことにします。場所は香川県高松市古馬場町(ふるばばちょう)。

“F”が”H”であれば、アメリカの映画「シー・ホーク(原題:The Sea Hawk)」に出演した女優ブレンダ・マーシャル(Brenda Marshall)の姿を細い線で描いたとするのですが、考えてもわからないことはこれを読んだ誰かが答えに導いてくれはずだと思っています。

映画「シー・ホーク」はアメリカにおいては1940年の公開。
日本での公開は翌1941年1月のようですが、その年の12月8日、日本はアジア・太平洋地域での戦争へと進み、1942年には外国映画の輸入が禁止されてしまった、と言われています。

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マッチ・コレクション/CAMERA KITAMURA – カメラはキタムラ(香川・高松ライオン通り)

マッチ・コレクション/CAMERA KITAMURA - カメラはキタムラ(香川・高松ライオン通り) -1-
マッチ・コレクション/CAMERA KITAMURA - カメラはキタムラ(香川・高松ライオン通り) -2-
マッチ・コレクション/CAMERA KITAMURA - カメラはキタムラ(香川・高松ライオン通り) -3-

写真関連商品等の販売やプリント現像を手掛けるチェーン店「カメラのキタムラ」のマッチ箱だと思っていたのだけれど、よく見るとマッチ箱の背に部分に印刷されていたのは”カメラはキタムラ”でした。

香川県高松市に「高松ライオン通り」という南北に伸びる通りがあります。
高松中央商店街の公式サイトによると「ライオン」は1922(大正11)年にできた映画館「ライオンカン」に由来するそうです(1999年閉館)。

電話番号が”TEL2321″という時代にライオン通りにあった”CAMERA KITAMURA”のマッチ箱ですが、マッチ棒を収納する引き出し部分にはステープラー(ホッチキス)の針の箱によく見られる折り返しがあります。
こういうのが珍しいというと、そうでもないなと僕は思ってしまうのですが、それは日々多くのマッチ箱を見ているからですね。
とても大切にされて、今まで残って、そして、たるみ燐寸博物館に届けられました。

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マッチ・コレクション/おみやげ「ロンドン」 – 四国琴平

マッチ・コレクション/おみやげ「ロンドン」 - 四国琴平

かなり古いマッチラベルがあります。「四国琴平」、「おみやげ ロンドン」。
四国土産を売っていたお店なんだと思うのですが、都合のよい想像と推測が僕の中で広がっていくのです。

四国には「琴平」という町が少なくとも2つあります。どちらも「ことひら」と読みます。
ひとつは香川県仲多度郡、もうひとつは愛媛県八幡浜市です。

愛媛県八幡浜市新町には八幡浜ちゃんぽんの店「ロンドン」があります。1950(昭和25)年の創業当時は夏場にアイスキャンディーの店、冬の間は喫茶店だったそうです。
その「八幡浜市新町」のすぐ東側に「琴平」という町名があるんですよね。
マッチラベルの「ロンドン」はどこかでつながっているのでしょうか。
それを解く鍵は電話加入者番号の「353」ですね。
加入者番号が3桁の時代は電話交換が手動式だった時代です。
日本全国の自動化が完了したのは1979(昭和54)年、自動化の始まりは1926(大正15)年です。

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マッチ・コレクション/創られた味の店「平野屋」 – 高松・兵庫町

マッチ・コレクション/創られた味の店「平野屋」 - 高松・兵庫町 (1)
マッチ・コレクション/創られた味の店「平野屋」 - 高松・兵庫町 (2)
マッチ・コレクション/創られた味の店「平野屋」 - 高松・兵庫町 (3)

香川県高松市の「玉藻公園(史跡高松城跡)」のそばに「兵庫町(ひょうごまち)」という町名があります。兵庫県神戸市兵庫区の兵庫運河のそばには「高松町(たかまつちょう)」という地名があります。

「高松」と「兵庫」というつながりで紹介するのは香川県高松市兵庫町にあった「平野屋」のマッチ箱。
グラスとストロー(あるいはグラスとマドラー)が図案化され描かれている面には茶色の帯がありますが、これはデザインではなく、側薬部分から劣化が進んでいる現れで、いつ箱の形を失ってもおかしくありません。

この面には”創られた味の店”、反対の面には”階上 音楽と喫茶”とあります。
“創られた味”を音声化すると誤解が生じそうですね。これはきっと「創作料理」という意味で、「平野屋」オリジナルの料理か飲み物があったということなのだと思います。

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マッチ・コレクション/高松桟橋 構内食堂 (マッチラベル)

マッチ・コレクション/高松桟橋 構内食堂 (マッチラベル)

気象庁の発表では今日の神戸の予想最高気温34度。
生ビールとソフトクリームのイラストとタイポグラフィーがちょっとかわいいこのマッチラベルは何冊かの分厚い「燐票蒐」の中に見つけました。
四国にある「予讃線」は日本国有鉄道が分割民営化されるまで「予讃本線」と呼ばれていたそうです。高松桟橋駅というのは国鉄時代の予讃本線にあった駅。開業は1911年、営業終了は1958年。
その高松桟橋駅構内にあった食堂の宣伝・広告用に作られたマッチに貼ってあったのだと思います。広げてしまうとマッチの箱に貼ってあったことがわかりにくいですね。「構内食堂 高松桟橋」と印刷されている部分がマッチ箱の背のあたります。
構内食堂のテーブルかレジ、駅の改札、あるいは予讃本線のどこかの駅にちょこんと置いてあったのでしょう。
少し涼しさを感じられたらと思い、今日ここに残していきます。