意味の違和感。

意味の違和感。

しっくりしない感じというのか心に引っかかるというのか考え方の相違というのかちょっと気になることがあって僕が落ち着かないのはいつものことだけれど、改めて感じるのはそれは「違和感の意味」ではなく「意味の違和感」なのである。

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モグラくんと白線識別

モグラくんと白線識別

モグラくんは配管を通って地上に出て、空を見上げた。
眩しさの中、アイデンティティーが収斂し拡散していくのを感じた。そしてここはものを見たり考えたりするのに相応しい場所ではない、とモグラくんは思った。
今日の空には補助線があまりにも多すぎる。

マッチ・コレクション/喫茶ボントン(Bonton) – 神戸・三宮

マッチ・コレクション/喫茶ボントン(Bonton) - 神戸・三宮 (1)

マッチ・コレクション/喫茶ボントン(Bonton) - 神戸・三宮 (2)

マッチ・コレクション/喫茶ボントン(Bonton) - 神戸・三宮 (3)

マッチ・コレクション/喫茶ボントン(Bonton) - 神戸・三宮 (4)

マッチ・コレクション/喫茶ボントン(Bonton) - 神戸・三宮 (5)

マッチ・コレクション/喫茶ボントン(Bonton) - 神戸・三宮 (6)

たるみ燐寸博物館のひとつの試みは「マッチを通して、街を記憶する」ということなのですが、個人的な記憶の断片と思いを記録してどうなるのかって言われるととても困ります。どこかで役に立つかもしれないし、期待に応えられないかもしれない。

「喫茶ボントン(Bonton)」のマッチは側薬を切り取って開いて保存していました。裏には”S.50.1229″、”16″と僕に手書きのメモが残ってます。”S.50.1229″は1975年12月29日。”16″は枚数を把握するための僕が小学生の頃に割り当てた数字(単に枚数のこと)です。
箱のまま残っている2つのマッチは譲り受けた多くのマッチの中に見つけたものです。

ずっと気になっていて、星電社の南側の通りにあることは知っていて、3年ほど前には建築用工事シートがかかっていて(閉店かと思ってしまいました)、前衛的というか実験的というかマッチのデザインも僕はとても気に入っていて、先月おおよそ43年ぶりにその「ボントン(Bonton)」に行ってきました(大学生の頃の何度か利用しているのですが、正確にいうと43年ぶりではないのですね)。

1957(昭和32)年、湊川にあった神戸市役所が三宮に移転にあわせて「ボントン」は開業したそうです。その経緯や店の特徴は「神戸懐かしの純喫茶(著:芝田真督、2012年、神戸新聞総合出版センター)」の46番目「純喫茶ボントン」に書かれています。

「ボントン」ではもうマッチは置いていないのですが、開業当時からおおよそ1年に1個くらいのペースで新しいデザインのマッチを作って、過去に作ったマッチは全てご家族のもとで大切に保管されているそうです。
マッチのデザインを手掛けたのは舞台美術に携わっていた無名のデザイナー。
お店のかたがその無名のデザイナーにこのマッチのデザインの意味を訊ねた時、「説明ではなく、これを見て感じたことがその意味」と言われたそうです。ちょっとニュアンスが違うかもしれないですが、大きく異なっていたらごめんなさい。

3年前に僕が見かけた建築用工事シートは改装工事だったんですね。
これからもお店が永く続いていくことを願うばかりです。

時として、それは形を変える。

時として、それは形を変える。

とらえどころもなく、行き場もなく、終わりも見えないように思えるこの無秩序感は僕を安心させるのだけれど、今はその無秩序感が僕をほど遠いところに置き去りにして、あまりにも静かすぎて、そこに混沌とした魅力も見出だすこともできず、僕は深くゆっくりと呼吸をして去っていくのを待っている。

マッチ・コレクション/高い文化を育てる文具 – 10周年 東京紙文具小売団体連合会

マッチ・コレクション/高い文化を育てる文具 - 10周年 東京紙文具小売団体連合会 (1)(1) 高い文化を育てる文具

マッチ・コレクション/高い文化を育てる文具 - 10周年 東京紙文具小売団体連合会 (2)(2) TSの便箋・TSのノート 東山堂

マッチ・コレクション/高い文化を育てる文具 - 10周年 東京紙文具小売団体連合会 (3)(3) 10周年 東京紙文具小売団体連合会

東京・浅草に「日本文具資料館」という資料館があるそうですね。
場所をGoogle Mapsで確認すると国産マッチの創始者である清水誠の「紀功碑」と「顕彰碑」がある亀戸天神社が近くにありますね。
歩くと「近くない」かもしれないけれど、僕にとってその距離は「近い」のです。

たるみ燐寸博物館にあるのは「高い文化を育てる文具」、「TSの便箋・TSのノート 東山堂」、「10周年 東京紙文具小売団体連合会」と印刷されたマッチです。どの面がメインなのか僕にはわかりません。
僕のお気に入りのボールポイント・ペン「CROSS I.D.」と一緒に記念撮影した写真をここに残していきます。

「東京事務用品納入協同組合」の公式サイトにある「年表」によると、「東京紙文具小売団体連合会」は1953(昭和28)年に設立され、1983(昭和58)年に「東京文具事務用品団体連合会」に名称変更しています。その後はちょっと追いかけきれませんでした。
マッチ箱の背の部分に「10周年」とあるので、1963年ごろに作られたことになりますね(どこでどういった人に渡されていたのでしょうか…)。

このマッチにある「TSの便箋・TSのノート」の「TS」というブランド(?)を僕はどこかで見たことがあるような気がして、かなり時間をかけて調べていたのですが、「東山堂(とうさんどう)」のブランドだったようですね。「とうさんどう」で「TS」だったのかな?
現在、「東山堂」は文具の専門問屋「株式会社エムディーエス」の傘下ですね。

さて、今回、このマッチのことを調べていて気がついたのですが、亀戸天神社には「文房至宝碑」という碑があるんですね。1990(平成2)年に建てられたそうです。