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マッチ・コレクション/COFFEE SHOP「そるぼんぬ」 – 拓銀本店前

マッチ・コレクション/COFFEE SHOP「そるぼんぬ」 - 拓銀本店前 (1)
マッチ・コレクション/COFFEE SHOP「そるぼんぬ」 - 拓銀本店前 (1)

“COFFEE SHOP”の文字も”ソルボンヌ”の文字も”拓銀本店前”の文字も印刷されたイラストを邪魔しない程度の大きさで描かれています。
ここでいう”拓銀本店”を「北海道拓殖銀行」の「本店」と解釈すると北海道札幌市中央区大通西3丁目となりますが、1900年4月1日に開業した北海道拓殖銀行は1997(平成9)年11月17日、経営破綻し、本店ビルは2002(平成14)年に解体され、その跡地は2010年に「北洋大通センター」となっています。

人々が「ディスコ」で踊り、政治も金融も踊っていた時代より30年か40年くらい昔、のちに名の知られる誰かがこのマッチのラベルデザインを手掛けたのかもしれません。

“そるぼんぬ”と”ソルボンヌ”。ひらがなとカタカナ。どちらが店の看板に用いられていたのでしょうね。

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マッチ・コレクション/ドライブイン「レイク(LAKE)」 – さろま湖畔かき島 (北海道)

かつて”さろま湖畔”にあった”ドライブイン「レイク(LAKE)」”のマッチ箱です。
“かき島”といっても「さろま湖(サロマ湖)」だから、北海道厚岸郡(あっけしぐん)にある「牡蠣島」ではなく、北海道常呂郡(ところぐん)の「牡蠣島」のことになりますね。”かき島”を探して地図上で迷子になりました。
サロマ湖養殖漁業協同組合と佐呂間町公式ウェブサイトによると”サロマ湖はホタテガイ養殖発祥の地”だそうですね。

さて、サロマ湖では古くは天然牡蠣が採れたそうですが、1929(昭和4)年にオホーツク海との水路を切り開いた影響もあって、その後、生息していた天然牡蠣は自然繁殖ができなくなったとされています。

このマッチ箱に印刷されたことになったサロマ湖の夕景を誰が描いたのか。僕は気になります。

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マッチ・コレクション/茶房「十字街」 – 札幌南1西3

マッチ・コレクション/茶房「十字街」 - 札幌南1西3 (1)
マッチ・コレクション/茶房「十字街」 - 札幌南1西3 (2)
マッチ・コレクション/茶房「十字街」 - 札幌南1西3 (3)

1972(昭和47)年の「札幌オリンピック」開催という年に政令指定都市へと移行した札幌市(その当時は7区、2020年現在10区)、現在の”札幌市中央区南1条西3丁目”がまだ”札幌南1西3″だった時代に営業していた茶房「十字街」の記憶は僕ではないだれかの記憶の中にある。
1975年8月24日に札幌市中央区南1条西3丁目に「札幌PARCO」が開業する。
今は茶房「十字街」はない。
飾っていても美しいマッチ箱だと思う。経年劣化はしかたがないとして、大切にされ、街の記憶と共に僕の元にやってきた。

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マッチ・コレクション/祝 第9回国体 + 旅館・グリル「山形屋」 (北海道・札幌)

マッチ・コレクション/祝 第9回国体 + 旅館・グリル「山形屋」 (北海道・札幌) -1-
マッチ・コレクション/祝 第9回国体 + 旅館・グリル「山形屋」 (北海道・札幌) -2-
マッチ・コレクション/祝 第9回国体 + 旅館・グリル「山形屋」 (北海道・札幌) -3-

1954(昭和29)年の第9回国民体育大会「秋季大会」は8月22日から8月26日の日程で北海道で開催された。
残暑の厳しい8月だったそうだ。
札幌の旅館「山形屋」が選手団の宿泊する旅館の一つだったことをあらわすマッチ箱は誰かが記念のために持ち帰り、時を経て僕の元に届けられた。
ピンク色の頭薬のマッチ棒は撮影のために本数を減らしたが、ほぼ使われない。

もし、この「山形屋」が僕の調べた「山形屋」であれば(そうであると願っている)、「明治」という時代に、現在の札幌市北2西4丁目あたりで創業し、札幌市内でも格別な旅館だったそうだ。
1957(昭和32)年に現在の北1条西14丁目に移転するが廃業、その後経営者が代わり、「山形屋」という屋号は受け継がれ、1979(昭和54)年5月15日に営業が終了ししている。

僕が北海道を訪れるのは「大正」と「昭和」という時代を飛び越し、「平成」という時代の半ば頃まで待たなければならない。