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マッチ・コレクション/冷房完備+凉味満点「カリオカクラブ」「南蛮」 – 東京・銀座

マッチ・コレクション/冷房完備+凉味満点「カリオカクラブ」「南蛮」 - 東京・銀座

これは東京・銀座5丁目に本社を構える「株式会社カリオカ(carioca)」のマッチラベルのようです。
創業は1933(昭和8)年、東京・銀座6丁目に茶房「南蛮」として創業したそうです。
公式サイトの「cariocaの歴史」の中に「カリオカ」の名前がてくるのは1960年11月。銀座並木通り。
銀座5丁目にあったとされる「カリオカクラブ」については書かれていません。
末長く愛され、一層のご隆盛をお祈りいたします。

さて、なかなか素敵な絵のマッチラベルだと思いませんか。

“冷房完備+凉味満点”
「凉」は「さんずい」の「涼」ではなく、「にすい」の「凉」。

「暖房完備」と印刷されたマッチラベルを僕はあまり見かけたことがありません。

それは「暖める」ことと「冷やす」ことのとどちらが大変だったのかということではなく、1960年頃に冷房と暖房の機能が合わさった空調設備が誕生し、1965年には「ル一ムクーラー」が「ルームエアコン」へと名称が変更され一般家庭に普及していくまで、かつてはその名前の通り「冷やす」機能しかなかったから、という理由だと思うのです。

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マッチ・コレクション/純喫茶「アメリカン」 – 大阪・千日前スバル座北

マッチ・コレクション/純喫茶「アメリカン」 - 大阪・千日前スバル座北 (1)
マッチ・コレクション/純喫茶「アメリカン」 - 大阪・千日前スバル座北 (2)
マッチ・コレクション/純喫茶「アメリカン」 - 大阪・千日前スバル座北 (3)

この”純喫茶アメリカン”のマッチ箱を拙著、高度経済成長期の広告マッチラベルデザイン集「マッチ・ラベル 1950s-70s グラフィックス(グラフィック社刊、2019年)」のどのページに載っているか見つけてもらえれば、僕はうれしいのですが、この本を読んでくれたある方から2021年3月31日にSNSでこのマッチの背の部分と反対側を見てみたいというメッセージを頂いておりながら、マッチ箱をどこに置いたのか思い出せませんでした。やっと見つけました。
側面に”千日前スバル座北”、電話番号は”211-2100″と”3158″が印刷されています。
大阪の「千日前」は「道頓堀」の南東に位置します。

現在の大阪市中央区道頓堀1丁目に「純喫茶アメリカン」という喫茶店があります。
1946(昭和21)年に「花月」という店名で創業し、大阪市中央区道頓堀1丁目へと移転した際に「アメリカン」という店名になった”純喫茶アメリカン”。
その”純喫茶アメリカン”のマッチ箱だと思ってます。

いくつかデザインの異なるマッチ箱を置いていたのでしょう。
たるみ燐寸博物館博にはこれとは別に”千日前 喫茶アメリカン、南OSプラザ地下 喫茶アメリカン南店”と印刷されたマッチ箱があります(SNSでメッセージを送ってくれた方はもっと古い時代の経木のマッチ箱を持っていらっしゃいます)。

印刷されている電話番号は”211-2100″と”3158″ですね。現在の「純喫茶アメリカン」の電話番号は「06-6211-2100」。
1961年の日本電信電話公社(後の「NTT」)の市外局番導入に伴い、市内局番に該当する「72」は「672」へ、そして「6672」へと変わっていくように思いがちですが、市内局番に当たる部分も整理され、今の4桁へと進んだと考えられます。

千日前スバル座が入居していた「南OSプラザ」は2007年に閉館し、2012年に「ラウンドワンスタジアム千日前店」となったそうです。

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マッチ・コレクション/バーブリーエ

「バー ブリーエ」なのか「バーブ リーエ」なのか「バーブリー エ」なのか。

場所はたぶん東京・銀座。
1942(昭和17)年の「東京中央電話局 電話番号簿」では「渋谷46」「銀座57」「茅場町66」「墨田74」だから(それだけが理由ではないけれど)。

時はおそらく第2次世界大戦後の「昭和」という時代のどこか。

“崑”というサインから、このマッチ箱のラベルを手掛けたのは漫画家の清水崑(1912年9月22日 – 1974年3月27日)だと思う。