マッチ・コレクション/「びわ湖タワー」と「レストラン フタミ」

マッチ・コレクション/「びわ湖タワー」と「レストラン フタミ」 (1)
マッチ・コレクション/「びわ湖タワー」と「レストラン フタミ」 (2)
マッチ・コレクション/「びわ湖タワー」と「レストラン フタミ」 (3)

マッチ箱の背の部分には”お食事・ご宴会・遊戯施設”、片面には”びわ湖タワー レストラン フタミ”の文字、もう一方の面には「びわ湖タワー」とジェットコースター等の遊園地の写真と”びわ湖タワー 入園・駐車無料 お食事700名収容 湖西びわ湖大橋入口”の文字。

大阪に本社を置く「フタミ観光」が1967年に手掛けたのが、直径2.5メートル、高さ63.5メートルのタワーを含む遊園地「びわ湖タワー」だった。
前身はドライブ・イン・レストランだったそうだ。
1960年代には郊外型のファミリーレストランなんてなかったから、700人を収容できるレストランって結構スゴい。

タワー本体は「回転昇降式展望塔」で、「2階建て61人乗り」の展望部(直径6.5メートル、高さ4.5メートル)が毎分1回転しながら10分間で上下した。
この「回転昇降式展望塔」は1995年ごろに運行を停止し、その後、 遊園地としての「びわ湖タワー」には多くの「仕掛け」が追加されるが、2001年8月に閉鎖された。
かつて、神戸・垂水にも「舞子タワー」という「回転昇降式展望塔」があった。
今、日本に「回転昇降式展望塔」はいくつ残っているのだろう。

僕の記憶には残っていない「びわ湖タワー」は拙著、高度経済成長期の広告マッチラベルデザイン集「マッチ・ラベル 1950s-70s グラフィックス(2019年、グラフィック社)」への掲載とマッチ箱という形でたるみ燐寸博物館にて展示している。

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マッチ・コレクション/後楽園レストラン (KORAKUEN RESTAURANT)

マッチ・コレクション/後楽園レストラン (KORAKUEN RESTAURANT)

バッターのイラストがあるので、”KORAKUEN RESTAURANT”の”KORAKUEN”とは東京都文京区の「後楽園」のことで、日本三名園のひとつ岡山の「後楽園」ではないと思います。
後楽園球場も「東京ドーム」となり、遊園地なども含めて今は「ドームシティ」です。

もう箱の形は成していませんが、ラベルを剥がさない、経木に貼った状態で保管しているマッチ箱のひとつで、キリンビール、キリンレモン、キリンジュースの広告が合わせて印刷されています。

マッチラベルに印刷されているバッターの背番号は40番台にも見えますが、「4つのベース(塁)」という意味の”4B”なのかもしれません。

マッチ・コレクション/アイウエオ (東京・神田三崎町)

マッチ・コレクション/アイウエオ (東京・神田三崎町) -1-
マッチ・コレクション/アイウエオ (東京・神田三崎町) -2-
マッチ・コレクション/アイウエオ (東京・神田三崎町) -3-

ヒップラインが艶めかしい赤い色のドレスを着た女性と燕尾服を着てシルクハットを被った鳥のイラストの組み合わせ、そして4桁の数字の羅列が不思議な「アイウエオ」のマッチ箱。
背の部分には”神田三崎町三菱銀行前入ル”の文字。

神田三崎町、水道橋近くにあった「アイウエオ」は1階がパチンコ屋、2階から3階は規模の大きい麻雀クラブ、地階はレストランだったそうだ。
4階は事務所だったのかもしれない。
そうであれば、4桁の数字が電話番号であっても納得できる。

僕の父は麻雀が好きで、僕が幼少の頃、ときどき夜遅くにタクシーで帰ってきた。翌朝、帰ってくることだってあった。自宅に人を呼んで朝まで麻雀をしていることもあった。
「麻雀はするな」と僕は父から強く言われながら育ってきた。理由は覚えていない。
そんなわけで僕は麻雀をしない。ルールも全く知らない。
だから、マッチ箱に印刷されている4桁の数字の羅列に別の意味が含まれていたとしても僕にはわからない。

マッチ・コレクション/喫茶・軽食「カラス」 (船場東ビル)

マッチ・コレクション/喫茶・軽食「カラス」 (船場東ビル) -1-
マッチ・コレクション/喫茶・軽食「カラス」 (船場東ビル) -2-
マッチ・コレクション/喫茶・軽食「カラス」 (船場東ビル) -3-

黄色の地が映えるマッチ箱の下の方に印刷されている”船場東ビル”の「船場」をずっと大阪市中央区にある「船場」だと思っていましたが、そうではなさそうです。
大阪府箕面市内に「船場東ビル」があります。
兵庫県姫路市には1961年から始まった船場市街地改造事業で、1972年に建てられた「船場東ビル」があります。

というわけで場所探しはあきらめることにします。
くちばしが黒く、からだが白いこのカラスのイラストをどこかでみたことがあるような気がするのですが、それが街の中だったのか、書籍の中だったのか、それともSNSだったのか僕は思い出すことができないのです。
たるみ燐寸博物館で常設展示していて、日々、見ることが多かっただけのことかもしれません。

マッチ・コレクション/カブキ団地 – 西武新宿前(コマの方へ30m)

マッチ・コレクション/カブキ団地 - 西武新宿前(コマの方へ30m) -1-
マッチ・コレクション/カブキ団地 - 西武新宿前(コマの方へ30m) -2-
マッチ・コレクション/カブキ団地 - 西武新宿前(コマの方へ30m) -3-

僕が「八画文化会館叢書 ゲタバキ団地観覧会(八画出版部、2019年8月1日)」の著者である団地愛好家「けんちん」さんにお目にかかったのは今年2019年5月18日、大阪・四貫島にある「PORT – 別世界BAR」で行った拙著「マッチ・ラベル 1950s-70s グラフィックス」発売記念トークイベントでした。
その節はお世話になりました。

「けんちん」さんが「カブキ団地」をご存じなくても、それは守備範囲の違いでしかたがないことです。

「西武新宿」駅から新宿コマ劇場(2008年12月31日閉館)方向30mのところにあった「団地」が「カブキ団地」です。

1F チャイナスタイル ホンコン・バー
2F イキな二上り お座敷サロン
3F 飲んで歌って ハッスル・コーナー
4F 最高のムード ロマンス・ルーム

という構成の「団地」で、小さな文字が見にくい年齢となった僕には情報過多とも思えるマッチ箱です。

3人以上なら”通常メニューの半額”という団体割引セットがあって、3人から5人向けのAコースは 5,080円 で、内容は”大ビール10本、オードブル1皿、高級カクテル3杯、お新香盛合せ1皿、ご指名ホステス1名、ヘルプホステス数名”です。
Bコースは5から8人向け 8,360円 となっています。

サービスタイムは18時から20時、本営業は20時から23時。
大ビール1本とオードブル1皿の1セットの値段はサービス料・テーブル料・税金込みでぞれぞれ 350円、730円でした。