


高度経済成長期とバブル期ではマッチの役割は異なるというのが僕の考え。
日々の生活の中で火を付ける役割と広告・宣伝媒体の意味合いの2つの要素を併せ持った高度経済成長期。使う使わないとは関係なく、持っていることがステータスとして高かったバブル期。
ジャズ喫茶のマッチはもっと別の捉え方をして語られるのか。
東京・新橋にあった「ダット」というジャズ喫茶についての記述は多く見かけるが、新宿の「ダット」については多く見つけることができなかった。
ジャズも喫茶店もだれか他の詳しい人に任せることにしている。
“3・4階 静かな音楽鑑賞室 特にご利用くださいませ”
かつて東京・銀座にあった名曲茶室「ETUDE(えちゅーど)」のマッチ箱については2021年2月12日に”マッチ・コレクション/名曲茶室「ETUDE(えちゅーど)」 – 東京・西銀座(並木通角)“としてまとめましたが、同じく銀座でクラシックの名曲をレコードで聴かせたとされる”名曲珈琲「ショパン(Chopin)」”のマッチ箱をここに残しておきます。
側薬の部分からの劣化が激しいので、箱の状態でどこまで保てるのかわかりません。
マッチ箱に印刷されているのはピアノを弾くフレデリック・ショパンの姿なのか、それとも有名なピアニストの姿なのか、そんなことを考えながらいくつかのショパンの肖像画を眺めていると、ショパンは顔の右側がよく見えるように描かれていることが多かったのかと思ってしまうのです。僕はショパンの研究家ではないので、気のせいかもしれません。
ショパンの曲で「これが好き」というのは僕にはありません。
コロムビアレコードが1970年初めに発売したブルーノ・ワルター指揮、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱」は”品番 WL-5245″からすると「ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団、ウエストミンスター合唱団」盤となる。
1949年に録音されたが、ワルターが第4楽章の完成度が低いとして第4章のみ1953年に録音し直したとされている。
ユージン・オーマンディが指揮したベートーヴェンの交響曲第5番「運命」は”品番 ZL-26″からすると1955年に録音された「フィラデルフィア管弦楽団」盤、廉価版「ダイアモンド・シリーズ」として発売されたことになる。
どちらもモノラル録音である(たぶん…)。
通常LP盤は12インチ(約30cm)だが、どちらも10インチ(約25cm)盤のLPレコードだったらしい。