



「人生×僕=」はONE OK ROCKの6枚目のアルバム。
「人生-酒=0」は九州郷土料理「有薫酒造」の東京・赤坂店のキャッチコピー。
ブックマッチを開くと、”八重洲”、”銀座”、”銀座6丁目”、”新橋”の各店舗の住所と電話番号が印刷されている。
赤坂東急ホテル3Fに「赤坂有薫」が開店したのは1985(昭和60)年11月21日。
「人生とは何か」という問いかけをされても、僕には答えられない。
サントリーのCMに起用されたことで、音楽のことに詳しくなくても、1983年にある程度、世界の成り立ちがわかっていれば、サミー・デイビス・ジュニアの姿を覚えているはずである。
そして、このブックマッチに描かれているのはグラスではなく、カップを持つサミー・デイビス・ジュニアらしき(ヒゲが描かれていない…)人物である。
僕はクルマにことがさっぱりわからないので、その反対面に描かれているのは1970年代のフェアレディZか1960年代のコスモ・スポーツかもしれない。1960年代のポルシェ911ではなさそうである。
そんなことで僕を悩ませる”non・no”という喫茶店が北海道・札幌にあったはずのなのである。
かつての栃木県宇都宮市塙田(はなわだ)にあった”Black Contemporary Music and Meet Me B&P (ミートミー B&P)”のブックマッチ。
ブックマッチを開くと見える地図を読み解くと、目印となる地域の象徴は八幡山、県庁、市役所、「電話局」、「栃木会館」、「二荒山」、「デパート福田屋(福田屋百貨店)」、「ワシントンホテル」で、おそらく、ここに印刷されているのはJR(当時は国鉄)「宇都宮」駅からみた地図で、上が西の方向になるのだと思います。
「栃木会館」については国立国会図書館が公開する「レファレンス事例詳細(Detail of reference example)」に、「栃木会館(宇都宮市塙田1丁目1-20)の敷地の変遷を知りたい」という調査結果(事例作成日2016年08月24日、登録日時2017年03月30日)が公開されていました。
“栃木会館”の落成は1955(昭和30)年11月、2016年11月から2018年2月までの予定で施設の解体工事を行っ”ています。
今ではそれほどわかりにく、場所ではたなさそうです。
住所表記から辿ると1970年代中頃のブックマッチのような気がします。そして僕ではない誰かの記憶の行き場でもあるのだと思うのです。
2000年に解散した The Street Sliders(ザ・ストリート・スライダーズ) 、1995年リリースの18枚目シングル”FEEL SO SAD”と12枚目のアルバム”WRECKAGE”を記念して作られたマッチなのでしょう。側面に小さく”NOT FOR SALE”とあります。
ファンクラブ会員に向けて配られたのかもしれないし、レコード・CDショップか、ライブ会場で配られたのかもしれない。詳しいことは僕にはわからない。
僕は The Street Sliders の熱心な聴き手ではありませんでした。