テンポラリファイル

テンポラリファイル

何日か前までは冷たい空気も陽射しに比べて劣勢だったのに、今日の空気にはもう冬への戸惑いもないので、一時的な置き場所に隠していた2017年11月15日の「雲漏れ陽」を引っ張り出してきた。
曇り時々雨のち晴れ、そして時々雨の残骸。

欠片のかけら。

欠片のかけら。

もうそれは散り散りになってしまって、僕は元の全体的な形を忘れてしまった。
そうなると、もうなくなった部分もどこからか紛れ込んだ部分も見分けがつかなくて、僕はつなぎ合わせる試みさえ放棄してしまう。

切り戻して、再び。

切り戻して、再び。

2017年3月二つ目の水曜日。
午後からの充分な陽射しも僕には説明不足のようで、両手の指は痛いほど冷たい空気に抱きしめられる。
じっと待って、雲漏れ陽。
“「雲漏れ陽」と書いて、「くもれび」と読む会”よりご報告2017年3月号でした。