



“お客さまへお知らせ
●ガソリンエンジンの種類によっては、無鉛ガソリンを一定条件で使用し続けますと排気弁座の異常消耗(バルブシートリセッション)を起し、エンジントラブルを発生する危険性があります。”
●この種トラブル発生の責は負いかねますのでじゅう分ご注意ください。”
ブックマッチを開くと、そのように印刷されている丸善石油の「無鉛ガソリン」の広告ブックマッチ。
自動車ガソリン中に含まれる鉛が社会的に問題となったのは、 1970年4月に東京・牛込柳町で行われた集団検診(牛込柳町鉛中毒事件)で、その結果を重く見た通産省は事件後6月5日には 「自動車ガソリンによる鉛害の防止対策について」 を関係業界等へ通達したそうです。
ガソリンの無鉛化は1975年に達成されました。