
東洋紡績(現:東洋紡)株式会社の歴史を見ていくと、1965年(昭和40)年に”東洋紡ダイヤシャツ”という会社を設立しています(1980年清算。現存しない)。
“サンフォライズ”は綿織物が洗濯などで収縮するのを防ぐ「防縮」加工のひとつで、発案者のサンフォード・クルエットの名に由来しています。繊研新聞社の「FB用語解説」によると”水分を含ませた織物を経糸の方向に押し込んで収縮させ、生地が縮んだ状態で乾燥させてセットする。これにより洗濯収縮率が1%以内となる”そうです。
「縮まないYシャツ地(シワにならないという意味ではない)」として、日本で初めて発売されたのが東洋紡績のサンフォライズ「ダイヤシャツ」だと思われます。
今ではシャツの洗濯で縮みに悩まされることはありませんよね。