


鈴木文代の著書「戦後と喫茶店」で”秋葉原電気街の裏手にあるその喫茶店は周囲から取り残されたように見えた”という書き出しで始まる「幻の喫茶店 – えびはら」にたるみ燐寸博物館が所蔵するマッチ箱とは似ているけれど、全く同じというわけではないマッチラベルが載っています。
“えびはら”は1954(昭和29)年に開業し、2007(平成19)年12月頃に閉業したことが書かれていました。
マッチラベルに”T.V”と印刷されているように、早くからテレビを導入したのでしょう。
テレビ放送の開始は1953(昭和28)年で、1960年からカラー放送も始まります。
「戦後と喫茶店」の表紙は ながら八千代 が描いた”えびはら”のイラストです。もう建物も存在しません。
* blog内、全て敬称略です。