




兵庫県の”氷上町成松”にあった純喫茶「北国」のマッチ箱の最大の特徴はマッチ棒を入れる引き出し部分で、側薬(マッチ・ストライカー)はスマートフォンなどに使われることの多いmicroSDカードくらいのサイズです。
一般的に流通している約50mmのマッチ棒をそのまま入れることができるので、その分、マッチ箱もちょっと長いということになります。
引き出し部分は強度を持たせるように紙が組まれています。
さて、このmicroSDカード・サイズの面積でマッチに火を付けることができるのでしょうか。
別の真新しいマッチ箱の側薬を10mm角だけ残してテープでマスキングし、マッチを擦ってみました。
火を付けられないということはありません。
マッチを擦るということにはいろんな意味で丁寧さが必要です。
2004(平成16)年、兵庫県中東部の氷上郡を含む6町が合併して「丹波市」が誕生しました。
おそらくこのマッチは「氷上郡氷上町」の時代のものなのだと思います。