
「漣(ササナミ)」の本店はレストランで、支店がカフェーだったかどうか、それはもうわからない。
最近、たるみ燐寸博物館でマッチラベルのひとつに印刷されているノースリーブのドレスを着た女性を見かけるが、話しかけても応えてはくれない。
“神戸北長狭七丁目”は「モダン寺」として知られる「本願寺神戸別院」あたりで、”西柳原”はJR「兵庫」駅近くに位置する「柳原蛭子神社」あたりとなるのだろうか。
今なら2つの店舗間はゆっくり歩いて30分くらい、かと思う。
マッチの製造を行ったのは”神戸東尻池六”の「藤澤マッチ社」。
それぞれに「生田区」「兵庫区」「長田区」という表記がないので、まだ「神戸区」「湊西区」「林田区」という時代だったのかもしれない。
一般社団法人「全国銀行協会」の「銀行変遷史データベース」から推測すると”岡崎銀行”とは「神戸岡崎銀行」だろう。1917(大正6)年に設立され、1936(昭和11)年の後継の銀行設立のために消滅している。
漢字14画の「漣」は漢字検定では「準1級」で出題される。
「 風が吹いて、立つ細かな波」「涙を流すさま。つらなって流れる涙」といった意味がある。