
片面は”MAYASAN HOTEL”、”TEL.NO.2-48″、そして摩耶ホテルと山頂の摩耶ケーブル「摩耶」駅と旧「天上寺多宝塔」が描かれ、もう片面には”まや山ホテル 電話番号 2-四八番 御宿泊料 ¥300以上 御休憩料 上記 / 半額”、”まや山食堂 和洋御料理 大ホールハ御宴会ニ好適”、”余興毎日開演 阪神梅田ヨリ往復壱圓”、”まやケーブル直営”とある。
“MAYASAN HOTEL (まや山ホテル)”は1930(昭和5)年に竣工し、1961(昭和36)年の改築により「摩耶観光ホテル」と呼ばれた。今は廃墟である。
今年2021年、廃墟としては日本で初めて国の登録有形文化財に登録された。
2017年5月15日に”奥摩耶遊園のマッチ箱”と題して、「ロープウェー」「ホテル」「ハウス」「グリル」「遊園地」が描かれた経木のマッチ箱を紹介したが、それよりも古いのだと思う。
絵はがきや写真資料はwebで見かけるが、マッチラベルはたるみ燐寸博物館が所蔵するこの2枚だけなのかもしれない。