


横浜の京浜急行電鉄本線「日ノ出町」駅と「黄金町」駅の中間あたり、大岡川に近いところに、創業からの伝統の味を伝える「太田なわのれん」という牛鍋料理の店があります。その「太田なわのれん」の古いマッチ箱です。
片面には横山隆一が描いた”フクちゃん”、”牛なべ元祖 太田なわのれん 創業明治元年 横浜名物”、もう片面には”達 縄のれん儀 此の度当初に於ける味調べに 厳重吟味の処其の味ひ絶品なるを以って以後 太田なべのれんと称することを相許すものなり 太田陣屋奉行所”、側面には”全日本うまいもの連盟 横浜のれん會の店 横浜末吉一 (68)0635 3895″と印刷されています。
横浜市中区の市内局番は1964(昭和39)年に2桁化、1967年に3桁化されています。
“太田陣屋(奉行所)”は横浜開港と野毛地区の発展の資料に必ず出てきます。
公式サイトによると、”フクちゃん”は第2次世界大戦後すぐに横山隆一によって描かれたようで、現在もシンボルマークとして用いられているそうです。