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マッチ・コレクション/神戸北長狭7丁目:カフヱー「ササナミ」、支店 西柳原岡崎銀行横入ル:カフヱー「漣」

マッチ・コレクション/神戸北長狭7丁目:カフヱー「ササナミ」、支店 西柳原岡崎銀行横入ル:カフヱー「漣」

「漣(ササナミ)」の本店はレストランで、支店がカフェーだったかどうか、それはもうわからない。

最近、たるみ燐寸博物館でマッチラベルのひとつに印刷されているノースリーブのドレスを着た女性を見かけるが、話しかけても応えてはくれない。

“神戸北長狭七丁目”は「モダン寺」として知られる「本願寺神戸別院」あたりで、”西柳原”はJR「兵庫」駅近くに位置する「柳原蛭子神社」あたりとなるのだろうか。
今なら2つの店舗間はゆっくり歩いて30分くらい、かと思う。

マッチの製造を行ったのは”神戸東尻池六”の「藤澤マッチ社」。

それぞれに「生田区」「兵庫区」「長田区」という表記がないので、まだ「神戸区」「湊西区」「林田区」という時代だったのかもしれない。

一般社団法人「全国銀行協会」の「銀行変遷史データベース」から推測すると”岡崎銀行”とは「神戸岡崎銀行」だろう。1917(大正6)年に設立され、1936(昭和11)年の後継の銀行設立のために消滅している。

漢字14画の「漣」は漢字検定では「準1級」で出題される。
「 風が吹いて、立つ細かな波」「涙を流すさま。つらなって流れる涙」といった意味がある。

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マッチ・コレクション/SHIMIZUDANISABOH (清水谷茶房) – 麹町喰違見附坂下 (東京・千代田)

マッチ・コレクション/SHIMIZUDANISABOH (清水谷茶房) - 麹町喰違見附坂下 (東京・千代田) -1-

“熱閙場中取其静 清水谷苑聞啼鳥 日式茶舘品清茗 正是世外桃源郷”

調べるまで僕は知らなかったのですが、上智大学「四谷キャンパス」の近くに「喰違(くいちがい)見附」という場所があります。「紀尾井坂(きおいざか)」と書けばわかりやすいのかもしれません。

1995年4月2日に「紀尾井ホール」オープンする以前、その地に”清水谷茶房”という静かな和風の喫茶店があったそうです。

“熱閙場”は「さかりば」と読むのでしょうか。
閑静な街並みの中に存在するお店だったことを窺わせるマッチ箱です。

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マッチ・コレクション/会席膳仕出し料理「虎徹(とらてつ)」 – 館山高校前 (千葉・館山)

マッチ・コレクション/会席膳仕出し料理「虎徹(とらてつ)」 - 館山高校前 (千葉・館山) -1-

マッチ箱に印刷されている”館山高校”が現在の千葉県立館山総合高等学校だとすると、その歴史は「館山市立館山高等学校」に始まり(正確には大正15年の「千葉県北条町立北条実科高等女学校」の設立に始まるのだが割愛する)、1965年(昭和40)年に「千葉県立館山高等学校」、2008(平成20)年の千葉県立安房水産高等学校との統合を経て「千葉県立館山総合高等学校」へと繋がっていくはずです。

僕には「館山高等学校」時代にその高校の前にあったはずの会席膳仕出し料理「虎徹(とらてつ)」のことはわかりません。

来年2022年は「寅年」ということで、虎が描かれたマッチ箱です。
36年に1度の巡ってくる「五黄の寅(ごおうのとら・ごうのとら)」という年だそうですね。

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非互換。

“ともあれ寒いという点だけでは、誰にも異論の余地がなかった(ロバート・ポビ「マンハッタンの狙撃手」、2019年、早川書房)”

世の中のいろいろなことをなんとなくのみこめるような年齢になると僕は12月26日から31日へ向かう気分の切り替えがうまくいかなくなった。
寒さが厳しさを増すからではない。慌ただしさが著しいから。

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マッチ・コレクション/銘酒スタンド「生一本」 – 三宮駅地下 秀味街

3つの漢字の組み合わせは3の階乗でもとめられるから「3 x 2 x 1」ということで、6通りが考えれるので、”生一本”ではないのかもしれないが、”銘酒スタンド”ということなので、優秀な清酒を意味する「灘の生一本」にも用いられている「純粋でまじりけがない」という意味の”生一本”なのだと思う。

“秀味街”は「味ののれん街」を経て、今は「M-KITCHEN(エム・キッチン)」と呼ぶのかな。

マッチ箱は今でいう「ボックスマッチ並型(約56mm * 36mm *16 mm)」と呼ばれるサイズに近い。側薬は両側面にある。