


シネマスコープが実用化されたのは1953年。その映画作品第1作目は1953年に公開された20世紀フォックスの「聖衣(原題:The Robe)」で、日本でも1953(昭和28)年12月から東京と大阪でシネマスコープ興行が行われたそうだ(僕は「聖衣」を観たことがありません)。
そんなわけで”シネマスコープ的Coffee店「GOOD(グッド)」”は1953年以降の東京駅八重洲口バスのりば前に存在したのだと思う。
マッチラベルの印刷された”シネマスコープ的”とは画面アスペクト比の意味ではなく、広くて立体的な音響、つまり今でいうところの「ライブハウス」、ステージがあって、生演奏を楽しめる喫茶店だったのではないかと僕は思っている。
このマッチ箱から音楽は流れてこない。