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マッチ・コレクション/酒と焼酎「千石」 – 森永製菓久留米酒造工場

マッチ・コレクション/酒と焼酎「千石」 - 森永製菓久留米酒造工場

「どこかでお会いしたような気がする」と僕は言った。
「エンゼルマークのことででしょう?」とマッチラベルが言葉を返した。「それとも”千石”かな?」
「いえ、”SAKE”、”SHOUCHU”と書かれている傘を持ったあなたにです。”千石”でもありません」と僕は答えた。
「わたしは騎士団長殺し“の”顔なが”ではない」とその人物は言った。「だが名前もない」

以下、話が長くなるのでまとめてしまう。
1947(昭和22)年、「森永製菓」は福岡・久留米に醸造工場を建設。
1953(昭和28)年7月、「森永醸造」は「森永製菓」の醸造部門を分離する形で発足し、1960年以降に合成清酒「千石」を製造した。
「森永酒造」は1991(平成3)年に神戸にもゆかりのある「福徳長酒類」となる。”久留米酒造工場”は「福徳長酒類」の中でも規模の大きな工場だった。
「福徳長酒類」は現在の「オエノンホールディングス」。

「それにしても」とその人物が言った「どうしてこのようにシワだらけなのだ?」
「いろいろと手違いがあっただけです」と僕は言い訳する。

傘から垂れる人形については訊ねなかったが、「てるてる坊主」の歌の中に出てくる「あまいお酒」へと繋がる記号なのかもしれない。