

“国電”とは「日本国有鉄道」、現在の「JR」と説明しなくてはならない時代なのかもしれない。
全く知らない駅というわけではないが、僕はいずれの時代の「浜松町」駅もほとんど記憶にない。青島俊作が活躍するころに僕は東京にいない。
のちに「ゆりかもめ」を使って移動したことはある。
1958年に「東京タワー」、1964年の東京オリンピック直前に開通した「東京モノレール」、1970年に竣工した「世界貿易センタービル」。いずれも高度経済成長期の象徴かもしれない。
喫茶「アンナ(ANNA)」はおそらくそんな時代のどこかに存在したのだろう。
たるみ燐寸博物館にある2つのマッチラベル。
異なる誰かが手掛けたのだと思う。
誰かの記憶が僕のなにかを教えてくれる機会はあるのだろうか。