



気になってしかたがないマッチ箱なんです。
かつて – おそらく高度経済成長期の – 東京・新橋烏森通りにあった”leino(レイノ)”という喫茶店。
僕は訪れたことはありませんが、マッチ箱だけがたるみ燐寸博物館にやってきました(マッチ棒は入っていなかった)。
こんにちは、レイノさん。
店名の由来はフィンランドの詩人・小説家、エイノ・レイノ(Eino Leino)にあるのかもしれない。そうでないのかもしれません。
いろいろと可能性を考えてみたけれど、僕にはわかりませんでした。
さて、朱色の大きな”レイノ”の上に筆記体で書かれた文字が僕には”Lerip Coffee”としか読めなくて「なんだろう、これは」って思っているんです。
もちろん”Leino Coffee”と読めないだろうかとか、そうか”Dorip Coffee”かと思うもののそれだと”drip”であって”o”が余分だなとか、いろいろと見当を付けてみたものの、バラの品種「LENip」で落ち着いたところで、「LENip Coffee」だったらそれがどういったものであるのかわかりません。
マッチ箱は寡黙なんです。多くを語ってくれません。
新橋烏森通りには1971(昭和46)年2月に竣工した格好いい「ニュー新橋ビル」がありますね。
JR「新橋」駅東口の「新橋ビル1号館・2号館(1966年竣工)」もそれに劣らず格好いいのです。
どちらも「新橋」駅前の再開発のために2022年までに取り壊されるという話がありますが、そうなんですか。