


この経木のマッチ箱には「株式会社明治」がまだ「明治乳業株式会社」だった時代の旧社章と牛乳やヨーグルトの”じどうびんづめき= 自動充填機”を描いたラベルが貼ってあります。
充填前の瓶は白い線、充填後は白抜き。並べられた瓶が人の手を介さずに進んでいきます。
「明治牛乳」の発売は1928(昭和3)年です。
マッチラベルに印刷されているのは1950(昭和25)年に発売された「明治ハネーヨーグルト」なのだと思います。
ここには高度経済成長に差し掛かる、ファクトリー・オートメーション導入初期の日本の姿が詰め込まれているのかもしれません。
紙パックに入った日本初のプレーンヨーグルトである「明治プレーンヨーグルト」の発売は1971年だそうです。