
“かぜ・頭痛・歯痛”、”イタミドメ・ネツサマシ”、”各薬店にあります”、”本舗 深井和商会 下関”
痛みと熱は昔から医療における長い課題なのだと思います。
漢方の医薬品・化粧品の「再春館製薬所」が2010年1月20に東京・高輪にある事務所1階に「高輪 伝統薬房」を開店した際に参加した「全国伝統薬連絡協議会 会員会社」21社のリスト中に「深井薬品工業株式会社(所在地:山口県)」があります。
代表商品は「キクニホン」という解熱鎮痛剤で、今でも山口県を中心に「キクニホン」のホーロー看板を見つけることができるようですが、2015年11月17日現在の「全国伝統薬連絡協議会 会員会社」34社の中に「深井薬品工業株式会社」の名前はありません。
その「深井薬品工業株式会社」の前身がこのマッチラベルにある”深井和商会(フカイカズシヨウカイ)”で当時の主力商品が”日本散(ヒノモトサン)”だったのではないだとうかと僕は考えています。
「深井薬品工業株式会社」の今はわかりませんが、かつて会社のあった場所を「Google ストリートビュー」で確認すると消えかかった「キクニホン本舗」という看板のある2階建ての建物を見つけることができます。
このラベルを手掛けたのは2021年7月25日のblog”マッチ・コレクション/新愛知 – 名古屋西川端町中央マッチ社納 (マッチラベル)“にも登場するかつて名古屋市中区に存在した”西川端町”という場所にあった「中央マッチ社」なのです。