


マッチ箱の背の部分に印刷されている電話番号に今は「ジョイ」、「べにや」に該当する店はありません。
喫茶「ジョイ」の面はカップの中に膝を付き合わせて座る、おそらく高度経済成長期の模範的家族の姿でしょう。
遊園地で見かける「ティーカップ」にも見えますね(僕は好きじゃない)。
「べにや」の面に印刷されている”マックスファクター資生堂”と文字列は本来は「マックスファクタ-」と「資生堂」の間に空白か「・(中黒、なかぐろ)」か「、(読点)」が入るのだろう、と僕は思いながら「日本粧業週刊 第591号 昭和32年9月7日(発行:財団法人日本粧業会)」を読んでいるのです。
それによるとマックスファクターの日本進出は”昭和6年頃に始ま”り、”代理店は東海・甲信越及東日本は中外商会”、”東は愛知県、西は岡山県の間と四国を販売区域に持つ関西マックス販売会社”だったそうです。
昨日、blogに書いた、姫路市駅南大路の”ファッションサロン、ティーサロン「てんとうむし」”の”ファッションサロン”というも「化粧品を扱う店」を意味しているのかもしれない、と勝手に思っているのです。