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マッチ・コレクション/バー「ボレロ(BORERO)」- 京都・千中下西

マッチ・コレクション/バー「ボレロ(BORERO)」- 京都・千中下西 (1)
マッチ・コレクション/バー「ボレロ(BORERO)」- 京都・千中下西 (2)
マッチ・コレクション/バー「ボレロ(BORERO)」- 京都・千中下西 (3)
マッチ・コレクション/バー「ボレロ(BORERO)」- 京都・千中下西 (4)

マッチ箱の背の部分にある”京都 千中下西”とは京都市上京区の「千本通中立売下ル(せんぼんどおりなかだちうりさがる)」の西側という意味であるという僕の推測は京都の町名の複雑さの中で迷子になってしまうのですが、京都・千本通りにはかつて映画館が多く存在していたようです。西陣織物業が栄えていた時代のことです。

たとえば、1984(昭和59)年6月に閉館した「西陣キネマ」は「上京区千本通中立売上ル東入北側」、1953(昭和28)年開場し、1970(昭和45)年に閉館した「北野東映(北野劇場-北野東宝)」は「上京区千本通中立売下ル東側」。
1963年6月に閉館した「千本日活(大野座-千本の芝居-千本座)」、1987年6月に閉館した「千中ミュージック(千中劇場) 」(「千中ミュージック」時代はストリップ劇場でした)などなど。

尖ったデザインとでも言うのでしょうか。黒地にバーの店名である”BORERO”の金色の文字は右へ行くほど鋭角となる二等辺三角形に収まっています(写真ではわかりずらいかもしれませんが、金色なんです)。
マッチ箱における残りにくい色のひとつなのですが、きれいな状態なのは大切に保管されていた証でもあります。
残念ながら、僕にはその想いと記憶をここに再現することはできないのです。

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マッチ・コレクション/芋ようかん・甘味処「舟和」- 浅草新仲見世・オレンジ通り角

マッチ・コレクション/芋ようかん・甘味処「舟和」- 浅草新仲見世・オレンジ通り角 (1)
マッチ・コレクション/芋ようかん・甘味処「舟和」- 浅草新仲見世・オレンジ通り角 (2)
マッチ・コレクション/芋ようかん・甘味処「舟和」- 浅草新仲見世・オレンジ通り角 (3)

1902(明治35)年、東京・浅草で創業した和菓子店「舟和本店」。
マッチ箱にある”浅草新仲見世・オレンジ通り角”とは羊かん司「舟和」時代に開店した「みつ豆ホール」あった、現在の本店の場所なのだと思います。

「03」は印刷されていませんが、それに続く局番は「841」と3桁で、電話加入者番号も異なります。
本店は1975(昭和50)年に改装されたそうです。
「舟和本店」のある浅草「新仲見世商店街」でアーケード設置工事が始まるのは2009(平成21)年で、2011(平成23)年に東西にのびる380mのアーケードが完成しています。

僕が初めて東京・浅草を訪れたのは1975年の春です。そのときには僕はまだ「舟和」を知りませんでした。子供の頃から和菓子はまっすぐに神戸・西舞子に古くからある「幸神堂」と決まっていたからです。
今では「舟和」の芋ようかんをよく知っています。

マッチ箱を振れば、軸木が奏でる心地よい音がします。
「舟和本店」がこれからの東京・浅草の移り変わりも記憶しながら、末長く愛されるお店であることをお祈りいたします。

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立体の原寸と投影図。

立体の原寸と投影図。

「わたくし、株式会社○○○○○○の新人△△△といいますが、代表者さまはいらっしゃいますか」だとか「こちら、□□□□□を取り扱っております会社の新人xxxxxと申しますが…、ご主人さまでいらっしょいますか」 と最近の企業マニュアルでは姓の前に「新人」とつけて営業することが流行りなんですか、と聞き返したくなるような電話や訪問を受けることがあるのだけれど、「新人」だから人の集中力を妨げても許されるということではないと思うし、「新人」だから人の時間を自分のものにしていいわけでもないし、まあ、△△△さんもxxxxxさんも本当の名前なのかどうかさえわかりかねるので、代表に取り次ぐこともできませんし、ご主人さまとは誰のことなのかわかりませんので、ただ迷惑なので即座にお断りすることをお許しください、と書き残しておきます。

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マッチ・コレクション/喫茶「グラフィティ(Graffiti)」 – 和気小学校前(大阪・和泉)

マッチ・コレクション/喫茶「グラフィティ(Graffiti)」 - 和気小学校前(大阪・和泉) -1-
マッチ・コレクション/喫茶「グラフィティ(Graffiti)」 - 和気小学校前(大阪・和泉) -2-
マッチ・コレクション/喫茶「グラフィティ(Graffiti)」 - 和気小学校前(大阪・和泉) -3-

“グラフィティ”には「らくがき」という意味がありますが、店名は1973年のアメリカ映画「アメリカン・グラフィティ(American Graffiti)」に由来するのでしょう。
監督はジョージ・ルーカス、製作はフランシス・フォード・コッポラとゲイリー・カーツという豪華な顔ぶれです。
昨年(2020年)の12月22日にNHK BSプレミアムで放映されていましたね。
僕にはアメリカの1960年代はよくわかりません。

映画の影響を受けたのでしょう。同じようなイラストは「モンローウォーク(京都・衣笠総門町)」のマッチ箱にも見て取ることができます(blog:2017年11月10日)。
大阪府にある和泉市立和気小学校の開校も映画が公開された1973(昭和48)年です。
僕にはその小学校の前にあった喫茶店ということ、映画「アメリカン・グラフィティ」に影響を受けたであろうということしかわかりませんが、1979年代に和気小学校へ通っていた子どもたちはよく知るお店だったはずです。


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マッチ・コレクション/有馬簡易保険保養センター・郵便局の簡易保険 (神戸)

マッチ・コレクション/有馬簡易保険保養センター・郵便局の簡易保険 (神戸) -1-
マッチ・コレクション/有馬簡易保険保養センター・郵便局の簡易保険 (神戸) -2-
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マッチ・コレクション/有馬簡易保険保養センター・郵便局の簡易保険 (神戸) -4-
マッチ・コレクション/有馬簡易保険保養センター・郵便局の簡易保険 (神戸) -5-
マッチ・コレクション/有馬簡易保険保養センター・郵便局の簡易保険 (神戸) -6-

2007年10月1日の郵政民営化により”簡易保険”は「かんぽ生命保険」に、”簡易保険保養センター”は「かんぽの宿」となったので、”有馬簡易保険保養センター”も現在は「かんぽの宿 有馬」となっています。

最短の乗り換え時間を考慮すると電車を使って垂水から有馬まで行く経路は大雑把に言うと、山陽電鉄と神戸電鉄有馬線へつながる神戸高速鉄道「新開地」駅を組み合わせるか、JRと神戸市営地下鉄北神線への乗り換え駅「三宮」の利用となるのだと思います。山陽電鉄「板宿」駅で神戸市営地下鉄に乗り換えるという手もあります。
神戸市営地下鉄北神線は「谷上」駅で神戸電鉄有馬線に乗り換えなければなりません。神戸電鉄有馬線は「湊川」駅から利用できます。
終点が「有馬温泉」です。

妻も僕ももう15年以上、有馬温泉を訪れていませんが、有馬で宿泊する宿はいつも決まっています。
母と父の新婚旅行先の宿は有馬温泉にある「古泉閣」でした。その「古泉閣」については過去に何度か書きましたので探してみてください。
さて、母と父に連れられて「有馬簡易保険保養センター」に宿泊したことがあります。
その頃には僕も今と同じくらい不完全で健全ではない大人になっていましたが、そのときに手に入れたマッチというわけではありません。
描かれているのは「六甲有馬ロープウェー」です。
他にも有馬温泉にある宿の歴史を伝えるマッチ箱がたるみ燐寸博物館にあるのですが、それはうまくまとめることができた順に紹介するとして、この「有馬簡易保険保養センター」のマッチ箱を神戸電鉄「湊川」駅の3枚の写真(2021年2月24日撮影)と共にここ残しておきます。