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マッチ・コレクション/RESTAURANT「NEW PORT」 – KOBE 1986 – 兵庫県農業共済会館内

マッチ・コレクション/RESTAURANT「NEW PORT」 - KOBE 1986 - 兵庫県農業共済会館内 (1)
マッチ・コレクション/RESTAURANT「NEW PORT」 - KOBE 1986 - 兵庫県農業共済会館内 (2)
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マッチ・コレクション/RESTAURANT「NEW PORT」 - KOBE 1986 - 兵庫県農業共済会館内 (11)

僕は兵庫県庁の最寄り駅になる神戸市営西神・山手線「県庁前」駅で下車し、冷たい風の吹く中を生田新道を東に向かい、左手に神戸栄光教会を見ながら、12階建ての神戸県民会館の前を通り過ぎます。その並びにあるのが兵庫県農業共済会館です。
マッチ箱に印刷されている”RESTAURANT「NEW PORT」”がもう存在しないことは事前に確認していたので、中へ入るべきかどうか少し迷いながら、受付があって「どのようなご用件でしょうか」とでも質問されたら、「かつて、この建物の中にニューポートというレストランがありましたか」とでも質問しようか、と考えながらマッチ箱を持ってくるのを忘れたことに気がつく。

まあ、いい。入ればなんとかなる。
館内へ入り、大きなレリーフを壁に見つけます。
1階フロアには僕が不安に思っていた受付はなく、フロアに置かれた椅子で男性が何やら鞄の中を確認したりしているので、僕は彼からやや離れた場所に座り、レリーフを眺めました。
あたりを見まわして、フロア案内板を見つけ、そこにレストランの名残を見つけようとしますが、見つけることはできません。
壁のほうへ歩いて行き、窯で焼いたような手法で作られた「暁の鶴」と題された壁のレリーフを僕は時間を掛けて見ていきます。
僕から離れた場所で男はまだ自分の鞄と格闘している。

制作者の名前をどう読むのかわからず、自宅に帰ってから調べました。
どうやらこれは備前焼の陶芸家で、陶壁等も手掛けた、岡山県和気郡出身の浦上善次(うらかみぜんじ、1914年 – 2006年)だとわかる。代表作は1988年に岡山市日応寺に開港した新岡山空港(岡山桃太郎空港)の陶壁だそうですが、僕はまだ見たことがありません。今もまだあるのでしょうか。

定礎からわかるのは兵庫県農業共済会館が1986年に建てられたということ。
1985年に制作された陶壁「暁の鶴」は会館の完成前に運び込まれ、現在もそこに残されているのだと思います。
そして、竣工当時からあったはずの”RESTAURANT「NEW PORT」”はもうないのです。

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マッチ・コレクション/スナック「パブ」(キャバレー椿ビル地下) – 高知・帯屋町

マッチ・コレクション/スナック「パブ」(キャバレー椿ビル地下)  - 高知・帯屋町 (1)
マッチ・コレクション/スナック「パブ」(キャバレー椿ビル地下)  - 高知・帯屋町 (2)
マッチ・コレクション/スナック「パブ」(キャバレー椿ビル地下)  - 高知・帯屋町 (3)

スナック「パブ」は高知・帯屋町1丁目の「キャバレー椿ビル」の地下にありました。
マッチ箱はウイスキーかなにかで汚れたのか、経年劣化が進んだのか、染みが残り変色も進んでいますが、そこに7人の女性の横顔が描かれていたことがまだはっきりとわかります。

“キャバレー椿(キャバレー「ツバキ」)”については「マッチと街 – マッチがあった頃、高知の街はずっと元気であった。(発行:「マッチと街」出版委員会 、企画: 信田英司、 文・編集・デザイン:竹村直也、2018年)”」にマッチラベルとブックマッチと共に詳しく載っています。
書籍に関しては2018年12月25日に「マッチと街 – マッチがあった頃、高知の街はずっと元気であった。」というタイトルで紹介しましたので読んでいただけるとうれしいです。
その本には”ツバキのビル”の”地下の銘飲食店街にはバーや喫茶、お茶漬屋、蕎麦屋、おでん割烹、うどん屋などが入居していた”とあります。
キャバレー椿(キャバレー「ツバキ」)は1989年に店を閉じ、今は存在しません。

1950年から1990年の高知の街と燐寸については「マッチと街 – マッチがあった頃、高知の街はずっと元気であった。(発行:「マッチと街」出版委員会 、企画: 信田英司、 文・編集・デザイン:竹村直也、2018年)”、キャバレーに関しては「キャバレー、ダンスホール 20世紀の夜(著:今井晶子、西村依莉、撮影:奥川純一)、2018年、グラフィック社」をお薦めします。
そして 「マッチ(燐寸)を通して、街を記憶する」という僕の試みとともに拙著「マッチ・ラベル 1950s-70s グラフィックス(2019年、グラフィック社)」もよろしくお願いいたします。

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道の角を曲がる。

道の角を曲がる。

こんばんは、と冷たい空域を通して見える月に僕は声を掛けた。今夜は風が強い。

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マッチ・コレクション/BAR「SHIROHATO(白鳩)」- 与論町茶花

マッチ・コレクション/BAR「SHIROHATO(白鳩)」- 与論町茶花 (1)
マッチ・コレクション/BAR「SHIROHATO(白鳩)」- 与論町茶花 (2)
マッチ・コレクション/BAR「SHIROHATO(白鳩)」- 与論町茶花 (3)

マッチ箱の背の部分に「与論町茶花」という表記を見つけたとき、2020年9月4日に書いた「マッチ・コレクション/BAR「NIGHT(ナイト)」 – 茶花通り」を思い出したのです。

この”BAR「SHIROHATO(白鳩)」”のマッチ箱に描かれているのは人と鳥と花とハートのマーク。青色は茶花海岸から見える海と空の色なのでしょう。
使われているイラストは異なりますが、画風は”BAR「NIGHT」”と似ているように僕は思えるのです。
あのときにはわかりませんでしたが、「茶花通り」はこの与論島の「茶花(ちゃばな)」という集落である、としてもいいような気がします。

どちらの店も印刷会社やマッチの取次店が持っていたマッチデザイン見本帳からサンプルを選んで作られたか、与論島にゆかりのある人物がこれらの店のために描いたのかもしれません。
いずれにしろ、マッチ箱に採用されるような「もとの絵」を描いただれかがどこかにいて、日本中でマッチが広告媒体であると同時に生活に欠かせない品だった時代があったのです。

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マッチ・コレクション/遊覧ブトー狩の「勝果園」 – 山梨

マッチ・コレクション/遊覧ブトー狩の「勝果園」 - 山梨 (1)
マッチ・コレクション/遊覧ブトー狩の「勝果園」 - 山梨 (2)
マッチ・コレクション/遊覧ブトー狩の「勝果園」 - 山梨 (3)

ぶどう狩りのシーズンは7月から10月くらいですから、季節外れな話となってしまいますが、モルドワインで温まろうというシーズンでもあるということで押し通してしまいましょう。
ちょうど7年前の2014年1月27日に「深く個人的なモルドワインの作り方」というタイトルのblogを書いています。

“遊覧ブトー狩の「勝果園」”は”石和町長塚”にあった果樹園ということですが、”石和町”とは現在の山梨県笛吹市のことですね。「石和」の読み方は「いさわ」、「石和温泉」の「石和」です。
同じ山梨県には甲府市内に「勝果園」という果樹園があります。

たるみ燐寸博物館には同じマッチ箱が3つありますが、片面しか利用していないのも、側薬が両面にあるのも共に同じであることから、経木マッチ時代の名残だと思います。
薄い木でできたマッチ箱にラベルを貼るという作り方ではなく、厚い紙に直接印刷し、箱に組み立てたということです。

僕はワインに詳しくないのですが、フランスのワインに「Chablis Butteaux(シャブリ・ビュトー)」というワインがあるそうですね。
その「ビュトー」と「ぶどう」の言葉遊びなのか、「ぶどう」ではなく「ブトー」という表記となっています。
“Butteaux(butte)”にはもともと「孤立した周囲の切り立った丘」、「農園」という意味があります。