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マッチ・コレクション/釜めし・焼とり「鳥ぎん」 – 銀五ムーヴヰー映画通り路次

マッチ・コレクション/釜めし・焼とり「鳥ぎん」 - 銀五ムーヴヰー映画通り路次 (東京) -1-
マッチ・コレクション/釜めし・焼とり「鳥ぎん」 - 銀五ムーヴヰー映画通り路次 (東京) -2-
マッチ・コレクション/釜めし・焼とり「鳥ぎん」 - 銀五ムーヴヰー映画通り路次 (東京) -3-

僕が気になるのは描かれている鳥の絵。
よく似た鳥が描かれたマッチ箱をどこかで見た記憶があるのですが、どうも思い出せません。たるみ燐寸博物館が所蔵するマッチ箱の中に見つけたのだろうか、どこだったのだろう。

これは東京・銀座にある「鳥ぎん」本店の古い時代のマッチ箱だと思います。
局番こそ異なりますが、加入者番号は「3333」と今と変わりがありません。
公式サイトによると、創業は1951年(昭和26)年。
マッチラベルに印刷されている”銀五”とは銀座5丁目(かつての銀座西5丁目)のこと。
“ムーヴヰー”の「ヴ」はアルファベットの”v”のカタカナ表記、「ヰ」は「ニッカウヰスキー」の「ヰ」や森鴎外の小説「ヰタ・セクスアリス」の「ヰ」、”路次”は「路地」の誤りではなく「目的地へ行く道の途中。道すがら」という意味、加入者番号の「三参三参」と表記にこだわりが感じられますね。

1950年代の銀座西5丁目に行くと”ムーヴヰー映画通り”があって、映画館へ続く道の途中に「鳥ぎん」を見つけることができたはずです。
“ムーヴヰー映画通り”とは1952(昭和27)年に開館、2013年に閉館した銀座・晴海通りの地下街・映画街へと続く「西五番街通り」かな、と僕は推測しているのですが、間違っていますか。

高度経済成長期から東京・銀座の移り変わりを記憶する「鳥ぎん」がひとりでも多くのお客様に、いつまでも愛され続けるお店であることを心よりお祈りいたします。

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