


大阪・堺筋の東側、道頓堀川沿いに位置する「自安寺」はかつてはもう少し南西、法善寺横丁の南、相合橋(あいあうばし)筋と千一前筋の間にありました。
その頃の「自安寺」の東隣にあったのが「喜楽別館」です。
1969年に全線廃止となった大阪市電「九条高津」線の「千日前」停留所の北側でした。
「喜楽別館」のテレビCMソング(おそらく関西でのみ放送)には”すき焼きたっぷり、お芝居ゆっくり、おくつろぎ”という歌詞が登場しますが、どんな曲だったのか僕は覚えていません。館内に温泉もあったそうです。
そんな「喜楽別館」の建物を描かれているマッチ箱です。
ビル屋上の看板には「喜楽別館」の他に「サッポロビール」と描かれた広告があります。
「別館」ということは「本館」もあったのでしょうか。
“夢の…….楽園「喜楽別館」”はもう大阪・千一前にありません。建物の名残もありません。