
彼女は「夜梳き(よるすき)」という仕事をしている。
夜が不均一に厚みをまさないように、しなやかな形に整えるのだという。
日本国内には有名な「綿業・生糸」に関わる建造物が残っています。
「明治」「大正」「昭和」という3つの時代の日本で主力産業であった「綿業・生糸」について触れなければならないところですが 個人的にも書きたいことはまとめきれないくらいある -、申し訳ありません。省略してしまいます。
1877(明治10)年に広島で創業した藤野綿業株式会社の主力製品が「不二わた」と「天使綿」でした。
“伝統を誇る 不二わた”、”輝く有名品 天使綿 消毒安全”、”使う人の気持ちで作った良品”。
描かれているのはもちろん天使。
残念ながら、会社は1984(昭和59)年に消滅しています。
神戸・三宮の商業ビル「さんプラザ」は1970(昭和45)年に竣工された。
僕は「パーラープラザ(Parlor Plaza)」を語る何かを持ち合わせていないし、探し出すこともできない。
細い線で鳥と花が描かれた「パーラープラザ」のマッチ箱。このような描き方を僕はどこかで見かけたことがある。
2020年6月の「さんプラザ」に何かを見つけることができたわけでもない。
予備校に通っていた1年間と大学生の4年間、「さんプラザ」をよく訪れたが、今のような洗練さもなく、雑然さが渾然と広がるビルだったような気がする。
そんなわけで、僕は誰かの記憶にすがるしかない。
どなたかの記憶に残ってることを願うのです。