


東海道新幹線の車窓から何度も熱海の風景を見てきただけでなく、子供の頃からよく母や父に熱海へ連れて行ってもらった。
子供の頃の記憶だから駅や旅館やホテルや坂の多いことをぼんやりと覚えているだけで、観光地や風景は僕の記憶に残っていない。ずいぶんと長く熱海を訪れていない。
資料のタイトルが確認できないのだが、早稲田大学が行った研究データ(?)のアーカイブの中に”熱帯植物園想像図”と”熱海・熱帯園御案内 園内見取図”という文字列をみ見つけたものの、それ以外に熱海市多賀の「熱帯園」の情報を探し切ることができない。
おそらく観光スポットであったという推測のもとに「南熱海多賀観光協会」へ問い合わせてみた。
“昭和40年代前半まで、熱海市上多賀の白石地区にありました。熱帯植物園だった記憶がありますが、現在は住宅地となっています”とのこと。
どこかに「園内見取図」や写真が残っているのかもしれない。そして誰かの思い出の中にも残っているのだろう。そんな「熱帯園」のマッチ箱がたるみ燐寸博物館にある。